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観音寺の絶景・玉野市の守護神は屋根を圧する巨石群でした

下の画像をご覧ください。


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以前、このような写真を一度見てから、どうしても訪ねたいと思っていました。
古くからの巨石・磐座信仰がありそうなのに、なぜ神社ではなくてお寺なのか?
そしてここには、いったいどんな由緒があるのか?

  ☆

このお寺は、岡山県玉野市の広昌山 観音寺です。 
玉野市の市街がぎりぎりまで迫り、住宅街の狭い道路の先に石段が見えます。


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石段を上ると、この不思議な景色が現れました。


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神社の裏にご神体の岩山があるというのは、よくあります。
しかしお寺の背後から、このような圧倒的な岩山が覆いかぶさる情景は、いままで見たことはありません。

観音寺のホームページにはこう書かれていました。

本堂裏の天狗山には古来より玉野市を守護してきた広昌天王さまと最上稲荷尊が祀られており,山頂には落ちそうで落ちない『合格祈願の岩』があり、受験生たちのパワースポットとして地元では有名です。この奇岩は見る人によって異なりますがカメなどに見えることなどから長寿の吉報を示すとも云われております。
また、近年では、景色のよい山頂の展望台から初詣や初日の出を見る方が年々増加しております。宇野駅や宇野港から、徒歩10分ほどで参拝できますことから香川県直島町瀬戸内国際芸術祭に行かれた海外の旅行者が訪問することもございます。


やはり古くから玉野市を守護してきた巨石・磐座群がまず存在し、そこへ新たにお寺を建てたというわけです。

落ちそうで落ちない『合格祈願の岩』へ通じる参道があったので、登ってみました。


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この岩ですね。


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台風や地震でなぜ落ちないのか、たしかに不思議ですね(?_?)

そしてここからは、瀬戸内海や港が遠くに見えます。


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  ☆


パワースポット、巨石・磐座信仰、天狗信仰、神体山信仰と、人によってここに何を見るかは様々でしょうが、全国的にも稀な、重量感のある神々しい景観でした。

そして先ほどのホームページには、こんな続きがありました。

ご祈祷やお加持、ご先祖様のご回向、供養、水子さん供養、人形供養、魂入れ(入魂)、魂抜き(抜魂)、生前法号授与、枕経、お通夜、ご葬儀、お墓の開眼、閉眼、永代納骨、お位牌のお預かり、ペット供養をいたしております。ひきこもってしまっている方や不登校の方の悩みを聞いて一緒に悩みを共有し新たな道を探しています。

引きこもりや不登校を、高い料金のご祈祷で治す・・・のではなく、一緒に悩みを共有して、と書かれています。
いやー、まさにカウンセリングマインド、時代が必要とする心優しい心理療法ですね。

また、このお寺の別称は、「四つ葉寺」だとか。

現在、寺離れや墓離れ、葬儀離れ、三離れが言われています。
これは僧侶に対する不信からおこっています。


と、お金儲けに奔走する僧侶の存在を認めるなど、自らに厳しい状況認識の元、

四つ葉からよい縁をむすび、お一人お一人の人生が良い方向に行くならば四つ葉寺として船出することに意味があります。

などと、新たな方向性のシンボルとして、檀家さんたちと丁寧に四つ葉のクローバーを植えられたそうです。


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いろいろな意味で、ここはすごい所だなと思いますが、お寺の規模としては小さく、決して立派な伽藍を誇る寺院ではありません。
駐車場もわかりにくく、外部からの来訪者は少ないと思います。


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しかし、私のような巨石マニアから不登校の子を持つ親ごさんまで、様々な立場の人にそれぞれ何かヒントがいただけるかもしれない、とても素敵なところでした。


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コメント

No title

sazanamijiro様
善光寺のライトアップにコメントを頂きありがとうございます。私のは現地に行って写真を撮ったという代物です。
いつも下調べから、現地に行って考察されて記事にしているのを拝見し、感服している次第です。
楽しみに訪問させて頂きます。

No title

コメントありがとうございます。
私は主にジョギングしながら手当たり次第に
神社や寺院に飛び込んでいくパターンです。
原始信仰をテーマに書かれていて
驚きと同時に感動しています。
古代の人と同じ気持ちかもしれないですね。
下調べから現地調査まで大変と思います。
楽しみに拝見しています。

Re: No title

うしかい座 様

全国あちこちをうろうろしている割には、あの有名な善光寺に行ったことがありません。
雪の降る夜のライトアップとか、実際に見れば素敵でしょうね(^^♪
また素敵な写真を楽しませていただきます。

Re: No title

tor 様

変な文末ですみません。(^_-)-☆

九州は部分的にしか訪問していないので、とても参考になります。関係資料がきちんと提示されていて、神社の研究をしておられる方々にもわかりやすいと思います。
現地へ行ったつもりになって、また楽しませていただきます。

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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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