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星神社・宇宙より来る隕石と巨石磐座信仰

星神社(ほしじんじゃ)は、岡山県岡山市北区足守の真星(まなほし)地区、星神山の山頂付近に鎮座するお社です。


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もし訪問される方は、県道72号線にこんな案内看板が立っていますので、目印になさってください。
ここから上がると、道はかなり細いのですが、小型車なら本殿付近まで行くことができます。


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ここには、こんな不思議な由来がありました。

奈良時代、この地で夜に突然光り、地響きが発生した。
その後35日間星神山の山頂が雲に覆われ、さらに山中に光る物があったため、不気味に感じた村民は陰陽師を呼び占ってもらうと、天から3つの星が落ちたと告げられた。
そして、その3つの星を崇拝すればこの地が繁栄すると言われ、それを受けた村民が社を建ててその3つの星を祀ったのが起源とされている。
本殿裏の巨石三体を由緒にある星とする説と本殿に隕石が収められているとする説がある
(ウィキペディアより)



これが本殿です。


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横から。


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確かに、本殿背後には巨大な岩があります。


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反対側から見ます。


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背後から。


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ひょっとすると、これが宇宙から落下した隕石なのでしょうか?

境内には、他にも岩が祀られています。


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さて、これらの巨石は隕石なのでしょうか。

素人目には、普通の岩石のように見えます。


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本物の隕石は、本殿に隠されているのでしょうか?


  ☆


当然ながら、隕石は落ちる場所を選ぶわけではありません。
海や山や森林や田畑、時には民家にも、ほんの偶然で落下するわけです。
最近では2018年10月15日午前11時50分、愛知県小牧市の民家横に設置された駐車場の屋根を、落下した隕石が突き破りました。

星神社本殿背後の巨岩が隕石でないとするなら、いかにも神社の磐座っぽい巨岩が三つほど存在する山頂部分に、たまたま三個の隕石が落下したことになります。

駐車スペースの屋根に落下することもあれば、山頂巨石群に落下することもある。
まあ偶然なのだから、そんなこともありうるのだろう・・・・本当にそうでしょうか?

下は、大阪府交野市の星田地区に伝わる、降星伝説です。


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嵯峨天皇(弘仁年間 810~824年)の頃、空海が、獅子窟寺の宝窟に入り秘法を唱えると、七曜の星(北斗七星)がこの地の南西方面に降り、等距離の三ヶ所に分れたという伝説で、それぞれ落下地点には巨石があります。
つまり、ここでも隕石が三ヶ所に落ちたわけです。

これは落下地点のひとつ、星田妙見宮の磐座です。


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なお星神社の祭神は甕速日命ですが、古くは「星神明見大明神」を氏神としてお祀りしていたとされます。
「明見」を「妙見」とすれば、星神社と星田妙見宮は、全く同じパターンだということになります。

そしてまた、弘法大師がその呪文で星を落とした場所というのが、獅子窟の岩屋です。
これも不思議な存在感です。


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このようなパターンは他にもあります。
例えば、星神社から南西に約30kmはなれた井原市美星町の星尾神社にも、平安時代に3つの流れ星が落ち、水田の中で光り輝いていたという伝説が残っています。

三つの隕石(星)と巨石・磐座信仰との謎めいた結びつきは、単なる偶然とは言えません。


  ☆


空海と星と言えば、徳島県勝浦町星谷の星谷寺を思い出します。


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ここはその昔、人々に災禍をなしていた悪星がありました。
弘法大師空海が法力で地上に引き下ろしてこの岩屋に封じこめたところ、悪星が石と化したため、それを祀ったといわれています。

科学的に考えて、弘法大師が実際に星や隕石を落としたとは考えられません。たまたま隕石が落下した場所に、弘法大師伝説が結合したと考えるのが妥当でしょう。

しかしそれにしても、異様な巨石や岩屋など、なぜ畏怖感あふれる原始信仰の場に隕石が落ちたことになっているのか?
そもそも、それは本当に隕石なのか?


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いろいろ、謎は深いと思います。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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