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比婆神社と宗像三女神・近畿最後の秘境神社のシリーズ②

滋賀県彦根市の山奥、霊仙山塊の男鬼という秘境にある比婆神社を昨日紹介しました。


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イザナミを祀る、巨石信仰・磐座信仰のお社でした。

そして、この付近の最高峰である霊仙山をウィキペディアで検索すると、この写真が載っています。


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何だか妙に整った、まとまりの良いきれいな景色ですね。
美しい左右対称は、古代信仰が発生する重要な条件のひとつでした。

この写真には「霊仙山を西南西の沖島から望む 手前は荒神山」と説明が書かれています。
手前の黒い山塊は荒神山ですが、その頂上を補完するようにも見える背後の山が、どうも比婆山のようです。
つまり、霊仙山・比婆山・荒神山・沖島が、奇妙なことに一直線に並ぶのです。

これを地図上で確かめます。




オレンジ色ポイントの右上から左下へ、霊仙山・比婆山・荒神山・沖島がほぼ一直線に並ぶことが、地図の上でも明確です。

実は大ざっぱな遠景ですが、私自身も沖島から写真を撮っていました。


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アップです。


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さて、写真を撮った場所である沖島は、湖岸から1.5㎞沖に浮かぶ、琵琶湖最大の島です。
約300人の人が住んでいますが、淡水性の湖沼の島に人が住む例は、世界的にもきわめて少ないのだそうです。

この島の奥津島神社には、宗像三女神の奥津島比売命(おきつしまひめ)を祀ります。


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下は、本家の宗像大社です。


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このお社は、「海の正倉院」といわれ、巨石祭祀で有名な沖ノ島と、中津宮をはさんで一直線に並びます。


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さらに琵琶湖の沖ノ島には、もう一社、湖岸に朱の鳥居が鮮やかな厳島神社も鎮座していました。


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ここは弁財天を祀りますが、やはり弁財天は宗像三女神の市杵島姫命と習合しています。


下は、本家である安芸の宮島の厳島神社


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そして、厳島神社の背後にそびえる、弥山山頂の巨石群です。


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宗像同様ここでも、弥山山頂と厳島神社のラインの延長線上に、厳島神社の外宮たる地の御前神社が位置していました。やはり直線上です。

これらから言えることは、宗像三姉妹は、巨石と直線上に来臨する女神なのです。


  ☆


さて次に、荒神山について私が知っているのは、山中にあるこの不思議な「蛇石」だけです。


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しかし山頂部には、滋賀県下第二の規模を誇る前方後円墳の荒神山古墳があり、この遺跡やその周辺からは弥生土器の破片のほか、馬具や金環・祭器などが出土しているそうです。
ひょっとすると、荒神山は古代祭祀の山だったかもしれません


  ☆


一方、地図上には、紫色のポイントをつなぐラインが、比婆山頂で交差しています。
上の紫ポイントは、イザナギを祀る、あの大杉神社です。


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そして下の紫ポイントは、やはりイザナギ・イザナミを祀る、あの多賀大社なのです。


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これらの配置は偶然の産物なのか、もし意図的としても、はたしてイザナギ・イザナミは宗像三女神とつながりが深いのか、謎は謎を呼びます。

それにしても、神社の謎は深いですね。
さて、真実はどこに?


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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