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荒島八幡宮・国道交差点の古代信仰

出雲には、雄大な海岸や奥深い森に鎮座する、由緒深い古社がたくさんあります。
しかし、ごく普通の街中にも、意外に古代信仰を感じるお社が結構あるのです。

そのうちのひとつが、安来市を走る国道9号線沿い、荒島交差点のすぐ脇にある荒島八幡宮
にぎやかな交差点で信号待ちをしていると、目の前に鳥居がありました。


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脇道をはさんで広い駐車場もあり、参詣者に大変便利な立地です。


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街中のお社だから、拝殿と本殿がコンパクトに配置してあるだけと思って境内に入ると、なんとなんと、巨大な岩塊がどーんと鎮座しているではないですか(@_@;)


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平地の中にこんな岩があれば、これを見た古代人が神威を感じるのは当然です。

「荒島」という地名の由来として、中海の波が荒々しいことからこの地を「荒島村」と呼んだとされます。
かなり昔には、ここが海岸で、海に突き出した岬のような地形だったかもしれません。

いずれにしろここに、古代出雲の原始信仰のひとつが発生したのでしょう。


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それにしても、磐座らしき巨岩に石段が刻んであるのは、初めて見ました。
なんとも不思議な光景です。

神の依り着く岩だから、傷つけたり変形したりはタブー・・・というわけでもなかったのですね。


ご神体の巨岩の石段で思い出すのは、同じ出雲地域の雲南市大東町に鎮座する塩竈神社です。


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しかしここは、岩の本体に石段を刻むのではなく、隙間に敷き詰めているという感じです。

やはり荒島八幡宮のパターンは不思議ですね(*_*)


また境内の祭祀場所の様式は、揖夜神社の大蛇神(チイナマイト)信仰などとよく似ています。
これが荒島八幡宮。


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こちらは揖夜神社。


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関西の神社に慣れた私からすれば、なんとも不思議な異文化的光景に映るのですが、出雲地域の方にとってはごく当たり前なのでしょうね。

それにしても、山あいの集落の細い道や未舗装の林道を経て、なんとか到着するような巨石・磐座信仰の場が、国道9号線沿いのにぎやかな場所に面しているのは、かなり珍しい光景だと思います。

ちなみに、国道9号線をどこまでも東へ行けば、京都の五条通りに変わります。
荒島八幡宮は、いわば東西の本願寺や清水寺のナラビなのですね。
(すみません、深く考えないでください(^^♪

jまあとにかく、大変便利で分かりやすい場所ですから、出雲にこられたらぜひお参りをどうぞ!


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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