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何とも不思議な淡路島の原始信仰と海人

洲本市・南あわじ市・淡路市による
『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」〜古代国家を支えた海人の営み〜
は2016年4月、日本遺産に認定されました。


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日本最古の歴史書『古事記』の始まりには、壮大な天地創造の神話のなかで最初に誕生した“特別な島”が淡路島であると記されています。
その背景には、新たな時代の幕開けを告げる金属器文化をもたらし、後に塩づくりや巧みな航海術で畿内の王権や都の暮らしを支えた“海人”と呼ばれる海の民の存在がありました。
(ここまでの文、実は『淡路島日本遺産』のホームページからほとんどいただいております(^_^)/~

恐らくは大和政権以前から、この島に依拠していた“海人”たちは、縄文時代からの謎めいた原始信仰を引き継いでいたものと推測します。

本日は、その淡路島の原始信仰・磐座信仰・洞窟信仰を振り返ります。


  ☆


まずは、洲本市上内膳の「岩戸神社」です。
伊弉諾尊・伊弉冊尊の二神が最初に産んだ大地である淡路島の中でも、まっ先にできたから「先山」と呼ばれる「淡路富士」。
その頂上付近の急斜面にそびえています。


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この山は、かつて淡路島で最も神聖な山だったのでしょう。

  ☆

淡路島の南東に位置する、標高133mの三熊山。その頂上に、洲本城があります。
天守台からは海を見渡す事ができ、戦国時代では水軍の城として栄えました。
洲本城の鎮守である八王子神社には、古くからあったと思われる磐座がありました。


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  ☆

淡路市の山王山頂上にある山王神社には、舟形岩があります。
船の形をした磐座は、海人ならではの信仰だと思います。


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兵庫県淡路市一宮町柳沢の岩上神社には、高さが12mに達する神籬岩(ヒモロギイワ)が屹立しています。
古くより神聖視され、神の降臨を待って祭りを行ったという威風堂々とした石神です。
ごつごつした岩肌の石神が多い中、滑らかな石肌の神々しさは、独特の神聖感を醸し出しています。


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結構日本各地の巨石文化・磐座文化を訪ね歩きましたが、ここは横綱級の存在感です。
周囲に類似の巨石はなく、人工的な部分もある巨石遺構ではないかと勝手に思っています。

  ☆

洲本市役所の北方にあるのは、岩戸神社廃跡。
ここは洞窟信仰の場です。


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このような神秘のお社が、なぜ廃止されるのか、とても残念です。

  ☆

南あわじ市津井のヒト型巨石は、海を見つめています。


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  ☆

トンデモ説なのかもしれませんが、淡路島にはこんな説もあります。
いわゆる「失われたイスラエル10支族」は葦船に乗って淡路島にたどり着き、新たに国を開いた。これが『古事記』にいう国生みではないか・・・・

淡路島は、古代からのさまざまな謎、さまざまな要素が凝縮した島であるがために、多種多様な思考が生まれるのでしょう。
日本遺産にふさわしい、意外に刺激的な島だと思います。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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