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絵島、大和島、おのころ島神話・意外にも神霊のこもる奇怪な小島でした!

かつて日本の国土がまだなかった頃、イザナギ・イザナミの二神が天の沼矛(ぬぼこ)を海原に下ろし、「こをろこをろ」とかき回し矛を持ち上げると、滴り落ちた潮が積もり重なって淤能碁呂島(おのころじま)ができました。

これが、「国産み」とよばれる日本の国土創世神話です。

では、この「おのごろじま」とは、現実の国土でどの島に当たるのか?
淡路島周辺であることは確実なのですが、いろいろな説があり、友ヶ島・沼島・絵島などが候補地とされます。
神話上における日本創世の地とは、いったいどんなところなのか、その内のひとつである絵島を訪ねました。

  ☆

明石海峡大橋を渡り、淡路インターで下りて、国道28号線を岩屋港へと向かいます。
その途中、国道に面して大きな神社がありました。


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ここは、天地大明神、岩屋明神、絵島明神とも呼ばれる起源の古い神社で、淡路島岩屋の氏神様でもある石屋神社です。
淡路島で最も古いとも言われますから、神話と関係している可能性があります。


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春分・秋分の日には、社殿で鳥居の中央から昇る日の出を見ることができるとか。

さて、少し高台にある境内から、岩肌が独特な山か島が見えています。


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たしか写真で見る絵島も、こんな岩肌だったと記憶していたので、だいたいの見当をつけて向かいます。
国道から細い道をむりやり右折して、なんとかたどり着いたのは、残念ながら絵島ではなく大和島(やまとじま)でした。

全くの早とちりでしたが、せっかくですから周囲を撮影します。


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大和島は絵島の南側、岩屋海水浴場の北端に位置する、周囲180メートル、高さ25メートルの陸続きの小島です。
各所に小型の海食風景が見られ、頂上には県の天然記念物に指定されている「大和島のイブキ群落」があります。

柿本人麻呂の石碑もありました。

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平和な歴史の島なんだと単純に思ったのですが、実は意外な側面があったのです。

帰宅してから

NHK神戸放送局
新兵庫史を歩く 海峡を望む神話の島~淡路市~


というホームページを見つけました。そこにはこんなことが・・・・

大和島(やまとじま)
周囲180メートル、高さ25メートルの陸続きの島。頂上には県の天然記念物に指定されているイブキの群落があります。昔は神霊の島として恐れられていました。明石の高台に居を構えた柿本人麻呂が、朝夕この島を眺めるのを楽しみにしていたとも言われています。


昔は神霊の島として恐れられていたというのです。

詳しく調べるうちに、
こう書かれたサイトもみつけました。

絵島の岩屋漁港を挟んだ南東には、絵島より一回り大きな陸続きの「大和島」があります。「大絵島」とも呼ばれ、昔は「神霊の島」として恐れられ、近づく者はいませんでした。

観光ガイド的な説明には決して載らない情報のようですが、どうも単なる島ではなく、畏怖すべき歴史が隠された島だったのです。
しかも、目的地である「絵島」に対して「大絵島」だったとされていたのなら、早とちりで間違えたと笑っている場合ではありません(@_@;)。

では、ここへ近づく者がいなかった「神霊の島」という視点で、この島の海に面した部分をご覧ください。


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いかがでしょうか?
なんとも奇怪で複雑な姿です。
いったいこの島には、どんな歴史が隠されていたのでしょう。

なんだか奇妙な迫力のある、不思議な島だなとは思いました。しかし、人々の近づかない畏怖すべき島だとは全く知らずに、のんびり漁港のかなたを見ると、これこそ本物の絵島だと思われる島が見えました。


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あっちが本物の絵島で、日本神話のおのころ島なんだぁ、さあ行ってみよう・・・
そう単純に思ったのですが、実はこの島もまた、いろいろ事情のある?ワケあり島だったのです。

続く


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コメント

No title

読み応えのあるブログ
ご苦労が多いと思いますが
続けてくださいね。
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Re: No title

そら様

お返事遅れまして、申し訳ありません。
だらだらと無駄に長い文になることが多く、書きながら結構疲れていますから、お読みになる方も大変だと思うことがよくあります。それでも、いつもしっかり読んでいただき、ほんとうにありがたいです。そしてポチ感謝(^^♪

阪神淡路大震災も去年の高槻の地震も、震源地ではないので小さな被害でしたが、ほんとうにいきなりグラッとくる恐怖は、今でもリアルに思い出します。
焼け崩れた神戸・長田町の商店街で、疲れ果てた自衛隊が隊列を組んで引き上げるのを見た後、大阪に戻ってきたら、何事もなかったように忙しそうな大都会の日常があり、あまりの落差に呆然としたことを想い出します。

ほんとうに、その時できることがある人は、無理せずともできることをする程度の、緩い支援が必要なのでしょうね。

これからも怪しい文?がつづきますが、よろしくお願いいたします。





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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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