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岩屋神社(山科)・観光客の知らない京都へ! その②

岩屋神社は、京都市山科区大宅中小路町、京都橘大学の北に位置するお社です。


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山麓の住宅街に石段がありますが、ここは高台の坂道沿いで、周辺の住宅街がない時代は、それなりに山科の町が展望できたと思います。


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岩屋神社のホームページには、こう書かれています。

本社は天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)、栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)の夫婦二柱と、その皇子・饒速日命(にぎはやひのみこと)の親子三柱を祭神とする。本社の根源は、奥之院、また岩屋殿と称する本社後背山の山腹に座す陰陽の両巨巖である。これは今日の社殿様式のように、定まった参拝設備のなかった時代の石座信仰の名残であり、発祥は仁徳天皇三十一年と伝わる。後年宇多天皇の御世寛平年間に陽巖に天忍穂耳命を、陰巖に栲幡千々姫命を、また岩前小社に大宅氏の祖神として饒速日命を祀る。約一千百有余年前のことである。その社殿は治承年間に園城寺僧徒の焼くところとなり、旧記も共に失う。弘長二年に至って社殿は再建され今日に至る。現存する古代木製高麗狛は当時のものである

えっ、園城寺といえば天台寺門総本山の三井寺ですね。
戦国武将に焼かれたというのはよく聞きますが、三井寺の僧兵に攻撃されて炎上とは、なかなかシビアな歴史があるのですね(>_<)

このお社の根源は、背後の山腹にある陰陽の両巨巖だと書かれています。
さすがに巨石は燃え落ちませんから、古代からの信仰がほぼそのまま残っているようです。
早速、奥之院まで徒歩約二十分、標高約200mの磐座を目指して坂道を登りはじめます。

ところで、神社のすぐ上は、川崎大師の京都別院である笠原寺です。
なかなか立派なお寺で、こんなものもありました。


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笠原寺を横に見てしばらく坂を上ると、山道に入ります。


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なんとか頑張って歩くうち、栲幡千々姫命の祀られた陰巌に到着。


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さらに上には、陽巌に天忍穂耳命が祀られていました。


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岩前の小社に饒速日命を祀るとありますから、親子円満に祀られているのですね(^_^)/~


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それにしても饒速日命の神は、大阪でも天の磐船に乗って「磐船神社(交野市)」に鎮座しています。


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交野だけではなく、大阪府河南町平石にある磐船大神社にもまた、巨大な岩船があります。


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どうも饒速日命は、古代の磐座信仰・巨石信仰に関連のある神様のようです。

白石神社もそうでしたが、はんなりした京都にも、こんな古代巨石信仰が残っているのだと思うと、不思議な感じがしました。


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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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