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不動巖という聖地・空海が修行した洞窟はここか?

室戸岬周辺を走っていると、こんな看板が目に入りました。


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「これぞ まっこと 空海」
という文字と、崖に張り出した岩の上で修行する空海。

実は、空海が本当に修行していたのは、御厨人窟ではなく、ここ「新村不動堂」の岩山だという伝承があるようなのです。

さらにこの看板をよく見ると、隠された意図に気づきます。ちょうど空海の目の位置に水平線が重なるのです。


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明らかに意図的ですね。

「空海」の名は、御厨人窟から見る景色が空と海だけだったことに由来するといわれます。
しかし、この絵の空海の目が、空と海の境にあることは、ここから見る風景こそが「空海」の名の起源であることをアピールしているように思えます。

では、空海の修行上もっとも重要な場所かもしれない、この不動岩を訪問します。

  ☆

ここが本堂のようです。


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右側には、岩山を背に、小さなお堂と石仏が祀られています。


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この岩山の海際へ回り込む小道があったので、たどってみました。


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すると、こんな場所を発見。


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畏怖感あふれる洞窟は、修行や信仰の場として申し分ない場所です。

しかしさらに進むと、こんなところも。


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外見は戸口のようですが、中は洞窟のようです。

中を覗いてみると、少し驚きました。


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なんとも霊場感が高まる、赤い布。
神聖な場所であることを肌で感じます。

この辺りは、空海の聖地を慕う修行僧たちの修行道として、岸壁にしがみつきながら断崖や巨岩を廻る「かいさはり」などの行をした場所なのだそうです。


次は、この岩山を反対側から見た様子です。


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高さ40m、不動巖全体の偉観でした。
アコウなど希少な植物が群生していて、まさに神秘の岩山です。


では最後に、空海が虚空蔵求聞持法を行ったとされる「空海御座石」の展望台へ向かいます。


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三角のプレートがある場所が、「空海御座石」のようです。


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たしかにここで前を見れば、洞窟の黒い縁取りもなく、ただただ空と海が果てしなく広がるのみ。

空海が室戸岬へたどり着いた時、もちろん今のような寺院群はなく、満足に寝泊りする家屋もありません。
当然洞窟が生活や修行の拠点となります。

ところが空海の頃は海岸線が今より近く、御厨人窟は海の中だったとさえ言われます。台風時の高波などを考慮すると、こちらの岩窟の方がコンパクトで安全、しかも景色が確実にいのです。
こちらが本当の修行場だったとして不思議はありません。

夜の修行では、流れ星もたくさん見えたでしょう。
そのひとつが、明星輝く明け方、至近距離に落ちたのかもしれませんね。


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なんだか御厨人窟より、空海にふさわしい場のように感じました。

室戸へこられたら、皆さんもぜひどうぞ。
室戸岬に近い国道沿いで、看板は大きいですからすぐわかりますよ(^_^)/~


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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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