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日向大神宮・観光客の知らない京都へ! その②

「東山三十六峰、静かに眠る丑三つ時・・・・」
という弁士の名調子で知られる東山三十六峰とは、京都盆地の東側に位置し、北は比叡山から南は稲荷山まで、約12キロにわたって連なる山々を指します。

この山並みに鎮座するのが、今日紹介する日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)です。

この写真は、四条通を西に進む祇園祭の山鉾です。
背後の突き当りに小さく見えるのが八坂神社で、その上の山が東山三十六峰の大日山周辺になります。


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ネットでこのお社を検索すると、こんな言葉が次々と現れます。

最強の神社が集まる京都の中でも、五本の指に入る隠れパワースポット
タイムスリップしたかのような下宮の佇まい
時が止まったかの様な空間
石段を上がると、空気の濃さと生命力溢れた草木に圧倒される
内宮のパワーで木が捻れている
京都のお伊勢さん
夕方になると目に見えないものが活発になっていく気配がする
夕方の参拝はちょっと怖い



皆様はこれらをお読みになって、どうお感じになったでしょうか?

少なくとも、観光客であふれる市内中心部の有名な神社仏閣とは違って、神威や畏怖感を感じる人が多いお社なのだということは、なんとなくお分かりいただけたと思います。
英語と中国語と韓国語が飛び交い、自撮り棒があちこちに飛び出す観光寺院とは、明らかに一線を画すお社なのです。

また創始年代は、第23代顕宗天皇の御代(450年〜487年)で、京都一古いお社とも言われています。

鎮座地は、京都市山科区日ノ岡一切経谷町29。


  ☆


では車で、山科駅前から向かいます。
しばらく走ると、本来は丘陵地の谷間だと思われる狭い道路を、くねくねと進みます。ペーパードライバーには相当キビシイ運転です。
しかしなんとか駐車場までたどり着くと、五台程度は駐車できてUターンも楽な場所が開けています。


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石段を上がると、境内です。


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社殿が神明造りであること、内宮(ないく)・外宮(げく)が奉斎されていることなど、伊勢神宮との共通点も多く、日向大神宮は「京の伊勢」とも呼ばれています。

まずこれが外宮です。


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勾玉池を渡ると、朝日泉の祠があります。


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普段は閉じられていますが、その昔、この湧き水を万民に与えると疫病がおさまったという、霊験あらたかな泉なのだとか。

そしてさらに奥にあるのが、内宮です。


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内宮の前に、影向石、つまり神の宿る磐座が置かれています。


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ここからさらに上へ回り込むと、山の中に「天の岩戸」の岩穴がありました。
この穴をくぐると、心身の罪穢れが祓い清められるとされます。


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1人がやっと通れる狭さですが、一方通行のようです。


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奥にあるのは、戸隠神社


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「かわらけ」という土器のお皿を使って祈願するようです。


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戸隠神社で岩窟は向きを変え、明るい外へと出ます。
出口から振り返った景観です。


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戸隠神社から入り口を振り返ると、こんな暗さ。


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このほか、さまざまな摂社などがあります。


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それにしても、わざわざ掘ったような天の岩戸は、なんともミステリアスです。
さらにこのお社の位置は、地図上で線を引くと、伊勢内宮・外宮・日向大神宮・平安神宮・船岡山・元伊勢神宮と並び続くのだそうです。

それぞれの創始年代や位置の変化なども考慮して検討すべきとは思いますが、ひょっとするとここには、京都の古代史における大きな謎が秘められているのでしょうか?


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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