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鐸比古鐸比賣神社・漢字も成り立ちも不思議なお社でした!

去年の秋、たまたま近鉄大阪線の竪下駅から東側を眺めると、東の山中に白い巨岩が見えているのを発見。
時間が少しあったので、駅から東側へ歩くと、白い岩の下に、鳥居が見えることまでは確認できました。

ということは、山麓の神社と山中の磐座という、典型的な古代信仰パターンである可能性があります。

これは、後日に撮った写真ですが、こんな岩が見えていたのです。

(※ この原稿作成時点で、なぜか画像縮小機能が正常に作動しません。どないなっとるねん!と青ざめましたが、幸い、もともと画素数の低いサブカメラの画像と望遠写真が一部ありました。とりあえずほっとして、それで代行します。また機能が戻りましたら追加いたします。)


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いったいあの神社はなんだったのだろうと、帰宅してから調べてみました。
その神社の名前は
鐸比古鐸比賣神社
という、難解で読み方もわからないお社でした。

恥かしながら、「鐸」は「銅鐸」でしか見たことのない漢字なので、「たくひこたくひめ神社?」なんて一瞬思いましたが、正しくは
ぬでひこ・ぬでひめ神社」でした。


ネットでは、背後の車道沿いに坂を上ると赤い鳥居が左に見えるから、そこから山道を登ると磐座に達すると出ていました。
そうか、未知の磐座というわけではなく、磐座研究者にはある程度知られているところなんですね。

私たちは全国の磐座を結構調べているので、磐座研究者の方もご訪問いただいています。にもかかわらず、地元関西の典型的な磐座祭祀を知らなかったというのも、ちょっとカッコ悪い話です。

それどころか、「ぬでひこ」を「たくひこ」なんて読み間違ったら、こりゃ致命的だと思い、
「と、とーぜんその磐座もお社も知ってます、知ってますとも、そりゃあ!」
てな見栄を張る観点から?、急遽訪問することにしました。

  ☆

あらためて鐸比古鐸比賣神社を訪れたのは、まだ晩秋の紅葉が残る12月初旬。


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信仰の残る磐座ですから、当然のマナーとしてまず拝殿に参拝。
石段の上の小高い場所なので、大阪市内中心部へと続く平野部が見渡せます。


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境内には、こんな説明もありました。


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重要な銅鏡が、背後の山から出土しているようです。
古代史上でも注目される神社信仰があったわけですね。


で、ネットの情報通り、車に乗って背後の車道を上ると、ほどなく赤い鳥居を発見。


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ぎりぎり車一台分のスペースがあったので、そこに車を押し込んで、山道を登ります。


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そしてたどり着いた巨石群がこれです。
(※ 中心の磐座の写真がまだなので、縮小でき次第追加します( ^)o(^ )


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そして、この祠が、奥の院なのでしょう。


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ここから見る大阪平野は、まさに絶景です。すばらしい夜景でしょうね。


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しかし千年前、二千年前は、ビル群のない広大な大阪平野が広がっていたのでしょう。大阪湾も間近だったと思います。

このロケーションに満足して下山したのですが、帰宅してから重要な事実が判明しました。
麓から撮影した白い磐座と、今回到達した磐座は、別物だったのです。

下から撮影した磐座は、樹林の中に位置しています。今回訪問したのは、広々とした岩のテラスのような場所でした。
あきらかに別の場所ということになります。

狐につままれたような話でした。
ネットにある複数の情報通りに歩いて、それらの写真と同じ磐座を発見したはずなのに、実はそれが、下から見えるのとは別の磐座だったとは・・・・?

いったいこれはどういうことなのか?

この謎をコナン君のように解決できれば、
「いや、意外に鐸比古鐸比賣神社の磐座は複雑でね、まあ誤解している方もおられるようですが・・・」
などと、したり顔orどや顔で語れるかもしれません。


(続く)


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コメント

鐸の字の読み

銅鐸の鐸の字は「ぬりで」と「さなぎ」の2つの
読み方があって、
意味は同じ銅鐸型の楽器のことですが
「ぬで」というのは「ぬりで」が縮まったんでしょうね。

Re: 鐸の字の読み

名無し 様

役に立つ情報、ありがとうございました。
金属については、あまり勉強もしていないので、ご教示いただけると助かります。
さっそく新しい記事に使わせていただきました。

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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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