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中津川の金刀比羅神社・日の丸 君が代の伝統は太陽巨石信仰?

ウィキペディアで「日本」を検索すると、本文の冒頭にこうあります。

「日本」という漢字による国号の表記は、日本列島が中国大陸から見て東の果て、つまり「日の本(ひのもと)」に位置することに由来するのではないかとされる。

まあよく知られた話です。
そしてこの文の右には、ご丁寧にも、富士山から昇る日の出の写真が添えられています。


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「日の本」という国名と「富士山から昇る日の出」の組み合わせは、日本列島で生まれ育った人には全く違和感のないベタなパターンです。

そのほかにも、例えば伊勢志摩の夫婦岩から昇る朝日の絵や写真は、誰しも一度は目にしたことのある風景だと思います。


さらに「日の丸」。

世界中で歴史的に太陽が赤で描かれることは少なく、太陽は黄色または金色が普通です。
日本で「白地赤丸」が日章旗として用いるようになった経緯は諸説あり、源氏の旗が起源とか、紅白はめでたい配色だからとかいろいろ言われますが、正確には不明だとか。

ただはっきり言えることは、赤い丸は太陽であり、太陽が赤いのは日の出と日の入りのわずかな時間帯だということです。
「日の本」の国名から考えれば、当然朝日の色だということになります。

空気と同じように誰も意識しないし誰も疑問に思わないけれど、我々の国家は、真っ赤な朝日をシンボルとしているのです。

ちなみに、皇祖神は天照大神という太陽神。
そして皇室のもう一つのシンボルである菊の紋について、昭和天皇は
「菊の紋は、太陽がその光芒を発したものと見る事もできる」
という教育を受けています。
(「倫理御進講草案」 杉浦重剛)
 

 ☆


もうひとつ、日本を象徴する「君が代」。

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
苔のむすまで



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「さざれ石」の意味については、以前詳しく記事にしているので繰り返しませんが、我々の国歌の五分の三は、比喩的表現であれ小さな石が大きな岩になるということに費やされています。


普段、改めては誰も何も言わないけれど、日本という国家のシンボルは、朝日への太陽信仰と、岩石信仰なのです
日本列島の外から見れば、それは日本という国家の明確な文化的特質を表しています。

  
  ☆


長々と駄文を並べたことをお許しください。
このような文化的土台に立って、岐阜県中津川市苗木、並松交差点近くの「金刀比羅神社」を紹介します。

国道を走っていてたまたま見つけたのですが、起伏のある丘陵地帯の一角に、ひっそりと佇んでいる静かなお社です。
しかし本殿の背後には、かなり大きな岩が横たわっていました。


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しかも、穴が開いています。


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穴から遠くを見通せるよう、ぎりぎり本殿が邪魔しないよう配置されています。

横に周ります。


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背後です。


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雲で視界が悪く、目視での確認はできなかったのですが、この地方の盟主である恵那山から冬至の頃の朝日が昇る方向へ向けて穴が開いているようにも思えます。

少なくとも冬至や正月のころには、この穴からまばゆい朝日が差し込んでくるのです。

今は金刀比羅信仰のお社ですが、原始信仰の時代には太陽巨石信仰のお社ではなかったのでしょうか。



類例を挙げておきます。

これは、姫路の高岳神社に昇る冬至の朝日。

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これは、潜戸に差し込む夏至の朝日。

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観光バスが行く有名な神社仏閣や、きらぎらしい伝統芸能、庶民には手の届かない高級な和食、そしておしゃれでレトロな町並みなどだけが日本の伝統文化ではないと思っています。

「日の本」「君が代」の本質的な伝統を今に伝えるのは、地方の片隅で忘れ去られたように存在し、地元のお年寄りが何とか苦労して存続を図っていただいている、このようなお寺やお社なのかもしれません。


≪で、明らかにおせっかいな提案ですが・・・≫
神社経営が苦しそうな地方のお社には、自分の祈願のためではなく、地域の方々への感謝として、五円十円ではなく、百円以上のお賽銭を入れましょうね(^^♪


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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