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出雲の厳島神社と須佐神社・社家はスサノオ直系

須佐神社境外摂社の厳島神社を紹介します。

鎮座地は島根県島根県出雲市佐田町須佐。
須佐神社の北北西に位置し、県道39号線に面しています。


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祭神は宗像三女神です。


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本殿の側面は岩壁で、ここは「洗度社」、あるいは「祓戸社」とも称しているそうです。


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なお県道をはさんで須佐川があり、川の祭祀に関係があるとする情報もありました。


  ☆


本社の須佐神社は、ヤマタノオロチを倒した日本神話のヒーロー、須佐之男命(スサノヲノミコト)とその妻、さらに妻の両親の神様も一緒にお祀りされています。

出雲風土記』には、

「須佐郷、郡家の真西十九里である。神須佐能袁命がみことのりして、『この国は小さい国だが住むによい土地である。だから私の名は木や石につけるべきではない』と仰せられて、自らの御魂を鎮め置かれた。そしてただちに御名代として大須佐田・小須佐田を定められた。だから須佐という、ここには正倉がある」

と記されています。

須佐之男命ゆかりの神社は幾つかありますが、須佐神社はその中で唯一その魂をお祀りしている神社なのです。

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出雲の古社らしく、腰高の造りになっていました。

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さらに社家は須佐氏。
驚くべきことに、須佐之男命直系の「須佐」姓なのです。
いかに伝統が古いかが分かります。

摂社の厳島神社も、おそらくは古代の信仰をそのまま伝えているお社だろうと思います。


さて、須佐神社には「須佐の七不思議」があります。

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1. 塩井(しおのい)
日本海が満潮の際、地表に潮の花を吹くという境内に湧く「塩井」。海に続いていて、水の湧き出しに間渇があるのは、海の満ち引きに関係があると言われています。

2. 神馬(しんば)
須佐大宮に奉献された神馬は、どんな毛色の馬でも、後で白馬に変わり、吉凶や国の大事を予知したと言われています。

3. 相生の松(あいおいのまつ)
今は枯れて残っていませんが、本殿の裏に一本の松に雄松、雌松の両肌のものがありました。

4. 陰無桜(かげなしざくら)
昔、隠岐の国に太陽がかげって耕作不能の所があり、これを占ったところ、出雲の須佐大宮の桜の陰であるとのことで、桜が切られました。その切り株から生じた桜は、以後、茂らず枯れずに今日に至っています。

5. 落葉の槙(おちばのまき)
須佐之男命の妃姫である稲田姫が御子を出産された時、後産を槙の葉で包み、それを松葉で綴って川に流されると、流れ着いたところに槙(柏)と松が生えてきました。これが「落葉の槙」だそうです。

6. 星滑(ほしなめら)
須佐の中山の頂近くに滑らかな岩肌が見え、その中央に光るものが「星滑」。大きく光ればその年は豊作、小さければ不作であると伝えられています。

7. 雨壷(あまつぼ)
境内摂社の厳島神社より下、道路の下手の田の畔にある岩。その岩の穴をかきまわすと、神の怒りで大暴風雨が起こると言われています。

下は、七不思議の塩井。


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観光客もまだまだ少なく、古き良き出雲が残っている、山間の落ち着いたお社でした。


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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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