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大阪北部地震と神社仏閣・これほど被害があるとは!

今回の地震で、高槻市や茨木市の神社・寺院も、かなりの被害を受けたようです。
その実態を知ろうと、この地域で私自身がお参りしたことのある神社仏閣を訪ねてみました。

ところで私は、かつて高槻の寿栄小学校の近くに住んでいたことがあります。
市の中心部とはまた違った、庶民的なにぎわいのある地域で、私には懐かしい場所なのです。今朝は時間があったので、まず寿栄小へ。

そして、ぎっしり山のように花とおやつが積まれた献花台で黙とう。

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ブロック塀が倒れた場所はブルーシートが掛けられ、通行止めになっています。そして大阪府警の警官が一人立っておられます。
川を挟んだ反対側には、マスコミの記者が数名。

黙とうして帰ろうとした時、校舎からは授業の声が漏れてきました。
子どもたちも先生方も、たぶん辛い気持ちに無理やり蓋をして、なんとか授業を進めているのでしょうね。


≪М神社≫

ここは大晦日の夜、午前零時が過ぎたら初詣に行く人がいて、行列ができていましたが。

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落ちた石灯篭の修復をしておられました。ご苦労様です。

あちこちに灯篭などが散乱しています。


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上下の向きがずれています。

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≪H宮≫

JR沿いに茨木市に入ったところにある小さなお社です。

やはり鳥居が破損しています。


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≪S寺≫

駅の名前にもなっている、西国札所の名刹です。

ほとんど被害は見当たりませんが、重機が入っていますから、修理をしているのでしょうね。


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それでも境内の隅では石塔が崩れています。


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≪М寺山門≫

山門がほぼ全壊でした。


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≪I神社≫

茨木市の中心にある神社ですが、道路沿いの塀といちばん奥の門?の破損が目立ちます。

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≪0神社≫

ここは茨木市内、旧西国街道沿いの神社です。

鳥居の笠木や貫が完全に落下し、参道の横に置かれています。


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≪М神社≫

以前記事にしたお社ですが、立ち入り禁止でした。


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確認した社寺はほんのわずかですが、そのすべてで何らかの被害が出ていました。
京都の石清水八幡にも被害が出ていますから、京都南部から北摂地域にかけては、かなりの数の被害が出ているはずです。

まだ都市ガスが止まったままの地域もあり、自衛隊の入浴施設設置で一息ついた市民も多い中、神社仏閣の復興が二の次なのは当然です。

しかし特に神社は、氏子と氏神という関係が、崩壊しつつある地域のまとまりをなんとかつなぎ止めているという側面もあります。

「そんなの、年寄連中の話でしょ。若い者は氏神なんて知らないし。」
という方もおられるでしょうね。

しかし、だんじりの祭りで有名な、河内地区の中学校の先生がおっしゃっていました。
非行に走る生徒や卒業生に対し、地域の先輩が
「おまえら、いつまでもそんな、やんちゃばっかりしとったら、今年のだんじり引かさへんぞ。」
と言えば、みんな目の色替わるのだとか。

私は京都の下町出身で、夏休みの「地蔵盆」といえばとても楽しい行事でした。さしたるお寺もなく、お地蔵さんの祠の前で、みんなで遊んだり、お菓子の袋をもらったりした記憶しかありません。全く宗教的な匂いはしないのですが、地域コミュニティへの帰属意識は随分高まったと思います。

観光収入や氏子・檀家が多い社寺なら復興も早いでしょうが、地域のお年寄りがぎりぎり支えておられるところは大変だと思います。しかし何とか地域で知恵を出し合い、地域コミュニティの核として、被災寺社の復興が進みますようお祈り申し上げます。



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コメント

No title

こんばんは
ブロック塀の危険性はこれまでも何度も指摘されていたのに、幼い命、残念ですね。
石灯籠や鳥居、地震には弱い構造、報道はされませんが被害は大きいようですね。
貴重なレポートありがとうございます。
しかし、倒れた灯籠の下敷きになったという話は聞きません。
きっと神さんの御加護があるのでしょうね。

Re: No title

> しかし、倒れた灯籠の下敷きになったという話は聞きません。
> きっと神さんの御加護があるのでしょうね。

あの時刻、朝のお参りに来た人や、境内を通り抜ける人もいたでしょうね。
怪我した人がいないのは、本当に良かったです。神様のおかげ様で、と感謝している人もいらっしゃると思います。

被害の様子を記事にして、良かったのかどうか迷いもありました。
しっかり読んでいただき、感謝です。

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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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