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猪子山の北向岩屋十一面観音と岩船神社

滋賀県東近江市猪子町の猪子山には、山中に約40基の古墳があり、山頂部には北向岩屋十一面観音があります。

この山の頂上へ登ると、赤いお堂が岩にへばりつくように建っている光景に出合います。

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お堂の中を覗くと・・・

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中は結構広く、奥の岩をくりぬき、高さ55cmほどの石造りの観音さまが安置されていますが、これが北向岩屋十一面観音です。

奈良時代に安置されたといわれ、平安時代には坂上田村麻呂が東国平定のためにこの岩屋にこもり、観音に祈願したとも伝わります。

それにしても頂上の巨岩と窪みといえば、ふつう原始神道系の信仰があるところです。ここは後世その伝統が観音信仰に変化したのでしょうね。

ここからの見晴らしは素晴らしく、夜景スポットとしても有名なようです。



さて、この麓には、静寂の中に、岩船神社が鎮座していました。

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現地の案内板に

「高島比良の山より湖上をこの地に渡りたもうた比良大神(白髭明神)が御乗船されたもの」
とあります。

確かに船のへさきそっくりですね。


下は、磐船神社(大阪府 交野市)の岩船ですが、リアルさでいえば猪子山の方でしょう(^'^)

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琵琶湖は広いですから、白髭神社からであれば、神様は湖上を15kmくらいはクルージング?してこられたことになります。
祭祀上、何らかの相互関係があったものと思われます。



下は、対岸の白髭神社と磐座です。

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これは、湖中の鳥居がライトアップされた黄昏時の写真です。

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ちょうど対岸に見える山並みのどれかが、猪子山です。


磐船神社の船は、高天原から地上へ降りてこられたという伝説ですから、船は船でも飛行船かな。
こちらは琵琶湖横断ですから、そのままの船ですね。

いずれにしろ、空中であれ水上であれ、材質としては不利な重い石をわざわざ移動の手段にしているのは、石そのものの持つ依り代としての神聖感や重要性があってこそだと思います。



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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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