記事一覧

五輪石稲荷神社(福島市)の驚くべき巨石塔

福島市小倉寺の五輪石稲荷神社は、都市近郊の小さなお稲荷さんです。福島県庁の東南約1.5kmに鎮座し、国道4号線の弁天橋にほど近い立地なのですが、その小さな社殿の背後には、驚くべき造形の巨石が積み重なっていました。

IMG_3974_convert_20180329181407.jpg


IMG_3959_convert_20180329181327.jpg


IMG_3925_convert_20180329181142.jpg


IMG_3933_convert_20180329181242.jpg



ちょうどこの日は、祭礼があった日らしく、その後片付けをしておられました。撮影すると邪魔になるかと思いましたが、ゆっくり見たらいいよ、と言っていただいたので、遠慮なく撮りました。ただし、石の上に登るのはさすがに遠慮しましたが(^_^.)

P1610291_convert_20180329181541.jpg


何よりも不思議なのは、大地震にも崩落することなく、その姿をとどめていることです。どこか見えないところで固定されているのでしょうか?

P1610298_convert_20180329181631.jpg


五輪塔(ごりんとう)といえば、主に供養塔・墓として使われる塔の一種です。方形の地輪、円形の水輪、三角の火輪、半月型の風輪、団形の空輪からなり、仏教で言う地水火風空の五大を表すものとされます。石造では平安後期以来日本石塔の主流として流行しました。しかし当然ながら、石の積み重なった様相から、後の世に五輪塔に見立てられたものであって、本来は節理と風化による自然の奇観として考えられてきました。

P1610282_convert_20180329181450.jpg


たしかに下から三段は、阿武隈花崗岩の頂部露出部分が節理と風化で隙間が開き、積み重なったように見えるものという説明が可能ですが、上部はすこし様相が異なります。他所からわざわざ運んできて、積み重ねた可能性があるように思います。

祭礼の後片付けをしておられた方と話した時、
「自然にできたのか、人工的なのかはわからないけど・・・」
と言っておられたので、やはり地元の方も人工的に積んだ可能性を考えておられるようでした。伝説や出土物などないか、ネットでいろいろ検索しましたが、何の情報もありません。

もはや失われた巨石文化の一種かも知れないですね。


それにしても、都会のすぐ近くに、こんな神秘の岩積みがあるのには驚きました。


家計と休日予定を何とかやり繰りし、各地を回っております。ネタも少なくなり、先行きが不安ですが、それぞれクリックしていただくとネタ集めの励みになりますのでよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村


にほんブログ村


神社・仏閣ランキング

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

フリーエリア