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不思議な造形がご神体・伊那谷の筥石神社

長野県駒ヶ根市東伊那に鎮座する筥石神社(はこいしじんじゃ)の紹介です。

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天竜川の穏やかな流れに面した筥石神社は、「はこいわ」または「はこいし」神社と呼ばれ、大久保地区の産土神(うぶすながみ)として古くから親しまれてきました。

社殿の横から見ると、背後は巨大な岩です。


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言うまでもなく、社殿の裏側に鎮座する、積木を重ねたような巨岩を御神体としています。まさに筥石(箱石)

でもよく見ると、なんだか、蛇の顔のようなものが・・・・


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巨岩の上はどうなっているのでしょう。


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地元では「陰陽石」と言われているようですが、どうもそれだけで解釈できるような場所ではありません。

積木のような本体が、方状節理と風化によるものとすれば、上に乗った妙な形の岩がなぜそこにあるかの理由がわかりません。おそらく他所から運ばれたものと推測します。

ちなみにこのような例は、さほど珍しいものではありません。

例えば大分県中津市三光、八面山の中腹にある「箭山権現石舞台」。

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縦19.3m、横13m、周囲57.3m、面積250㎡、畳152枚敷という巨大な自然石です。
古代巨石信仰の磐座で、昔はこの石舞台で五穀豊穣・家内安全・病魔厄除のために神楽を奉納していたといわれています。
石舞台としては日本一とされますが、その上にはこんな岩が置かれています。

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巨大な自然石の上に、人工的に小さな岩を置く。
磐座祭祀として、何か特別の目的があったのでしょうね。



筥石神社に戻ります。

上に乗った岩、蛇の頭のように私には見えるのですが、ナマズの頭とか陽石とかに見えても当然な、不思議な造形です。
はたしてどんな祭祀的意図があったのか。

ひょっとすると、原始神道とは、私たちが思っているものとはかなり違っているのではないか、ここでもふとそう思いました。



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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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