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加西市の河上稲荷神社・意味不明の鏡岩の正体は?

鏡石あるいは鏡岩と呼ばれる岩は、日本各地の神社や山中に結構あるようです。
鏡石に自分の顔を映して、お化粧をするなどという伝説があったりします。新しい墓石で、それもよく磨かれた黒石などは、たしかに鏡のように反射していますね!(^^)!

ところが、地質的な自然現象でも、鏡のような面ができるそうです。地殻変動による岩盤のずれにより、二つに割れた岩面が互いに削り合い、研磨し合って、正確な平坦面と鏡のようなツルツル面を作るのです。時には金メッキを施したように輝く岩面さえあります。

ところが、それらとはまったく違うタイプの鏡石があったのです。


これは、兵庫県加西市畑町、河上稲荷神社の鏡石です。

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ツルツルの面はどこにもありません。
「なにこれ、フツーの岩じゃん!」
と言って通り過ぎてもおかしくないような、そんな岩です。ではどこが「鏡」なのでしょうか?


では、順を追って説明します。

中国自動車道の福崎インターから、県道23号線を東に4キロほど走り、畑町で左折します。集落を抜け、右手に高峰神社を見てなおも進むと、きれいなブルーの奥池があり、その先に一の鳥居がありました。

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普通はそこに車を停めて歩くのでしょうが、楽することしか考えていない私たちは、少し荒れた地道をさらに進み、神社直下へ到達。二台くらいなら駐車スペースはあります。

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お稲荷さんらしく、赤い鳥居。

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全ての願いをかなえてくださる、ありがたい神様です。

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小さな本殿と思って覗くと、背後は岩肌が見えます。

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巨石信仰のお社でした。
背後に回ると、かなりの大きさであることが分かります。

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そして巨石のすぐ横にあるのが、めざす鏡石でした。
こんな立て札があります。

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「なにそれ?」と不思議に思いながらも、岩面ぎりぎりに目を近づけました。

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すると・・・・・見えるのです。小さな鏡のような粒子がいくつもあり、それらの一つ一つに、頭上の樹木の葉と空が少しずつ映っていました。

マクロで写真を撮ろうとしましたが、あまりうまく撮れませんでした。しかし、離れていては気付かない、石英系の粒子があることはわかると思います。

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それぞれの光った粒子がミクロの鏡となり、この景色が見えるのですから不思議です。

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帰ってから検索していると、兵庫の山歩きと、その山を構成している地質・岩石の記録を記事にしておられる
『兵庫の山々 山頂の岩石』様のブログに、分かりやすい写真が載っていました。お借りして載せたいと思います。

atagonikkozi10[1]



こんな不思議な鏡岩もあるものなんですね。いったい誰が最初に気づいたのだろう。そっちの方がもっと不思議でした。

それにしても、稲荷信仰が入る前、ここにはどんな神様が最初に祀られていたのでしょうか。


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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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