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玉島龍王・高速道路から見える謎の巨石地帯を探検するの巻

広島方面から京都大阪方面へ、山陽自動車道を走っていると、左側にいつも気になる風景がありました。玉島インターチェンジの手前の風景で、見えている時間はほんの4~5秒。ほぼ一瞬に過ぎ去るので、細かいことは分かりません。とりあえずその光景を写したのが下です。

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なんだか巨大な岩がいくつも斜面に見えます。建物と比較すると、かなりの大きさです。周囲に鳥居も神社もなさそうで、単なる巨大な露岩なのでしょうか。それとも知られざる磐座か古代遺跡なのでしょうか。各地の巨石を見慣れている私でも、かなり不思議な光景です。

そこで時間の余裕がある時に、玉島インターで降り、だいたい目星をつけておいた場所を目指しました。


高速沿いの細い道をうろうろしながらたどり着いた斜面は、ミカンの木もあり、どうも果樹園か何かのようですが、ぎっしりと栽培されているようでもありません。とりあえず車を道路に止め、踏み跡的な道をたどって探検開始です。

まず、蔦に覆われてよく見えないものの、巨大な岩石が立っています。まさに隠された巨石!!(^_^)/~

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しかしびっしり覆われていて、全貌つかめず。


次は、高速道路からもよく見えた、ドルメンのような岩組み。

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土器のかけらとか落ちてないか探しましたが、農園として整備されたのでしょう、とくに出土物らしき遺物はありません。


次にこの岩。

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なんだか、徳島の剣山で見た謎の岩組みを思い出しました。

参考までに、これがソロモン王伝説のある剣山の頂上付近。

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これが、ちょっと似ている中腹の巨石。

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まあ、偶然にしろ、パターンは同じです。胎内くぐり的な意味があるのでしょうか。



このように不思議な岩はあるのですが、ただそれだけ。他には何もありません。
しかし、これだけの巨石があれば、遺跡か神社かは絶対あると思いました。あるとしたら、斜面の下か上です。

下の方は、ため池と高速道路建設でかなり地形が変わっているようです。では、道路の上の樹林地帯に何かあるのでしょうか。


斜面を道路まで戻り、その上のエリアを探していると、こんな場所を発見。

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龍王様を祀っているようです。しかも、やはり巨石群が上に見えます。急な山道を登ってみると・・・

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この岩は、『穴門山神社・遭難一歩手前でした!(2017/10/31)』で載せた岩に似ています。

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これがあるのは、倉敷市真備町妹にある穴門山神社の裏山です。ここを探検した時には、道なき急斜面で猛烈な藪に行く手を阻まれ、道に迷ってビバーグも覚悟しました。その時に出会った磐座のひとつです。
写真では類似性が分かりにくいのですが、実際に見るとよく似ています。

玉島に戻ります。
さらに登ると、胎内潜りのような岩組み。

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拝殿でしょうか。

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磨崖仏には屋根が設けられています。

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ほかにもこんな岩が。

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それにしても、予想通り明確な信仰がありました。

胎内くぐりのような巨石、磨崖仏、質素な社殿、神仏習合の巨石信仰です。



おそらくこの山は、もともと奇岩怪石が多く、古代からの磐座信仰・巨石信仰があったのでしょう。しかし近世に、果樹園として開発され、作業のために山を上下に隔てる道が造られたと思います。

人力で動かせる岩は取り除き、動かしようのない巨石や、伝説や信仰がある岩は残すというのは、全国によくあるパターンです。邪魔な巨石を取り除こうとしたら、岩が血を流したとか、石工がけがをしたなどという伝説はそこら中にあります。道路の真ん中に岩が鎮座している妙な光景はコレですね(^_^)/~


しかし、龍王を祀る以外、なんの情報も得られません。ネットにも情報がほぼないようです。
またそのうちここを通ったら、地域の方に由来を聞いてみようと思います。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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