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鬼城岩峰の異様な洞窟・鬼の棲家か修行の場か?

大分県国東半島の中央部にある両子山の南西麓。
大内岩屋を目指してレンタカーを走らせていたら、並石ダム近くで異様な光景が見えてきました。その名も鬼城岩峰。

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岩峰だけでも異様な景色なのに、その中でさらに異様なのが、菱形の洞窟です。ここには、鬼が棲んでいたという言い伝えがあるそうです。大きさは分かりませんが、おそらく幅も高さも、15m以上はあるように見えます。

ネットでいろいろ調べたのですが、「鬼城岩峰の洞窟は鬼の棲家だった」という以外は、何も出てきません。崖を登って内部に入った写真というのもありませんでした。みんな下から見るだけで、内部に何があるのか調べようとする人はいないようです。私もこの崩れやすそうな絶壁にチャレンジする勇気は全くないので、妄想半分の説明で誤魔化すことにします。

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まず鬼であれ人であれ、ここに誰かが住んだり籠ったりしていたのか?

間違いなく、何者かがここにいたと思います。
その傍証が、このあたりの岩窟信仰です。

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ほんの2~3km北東にあるのが、この大内岩屋です。こんな山奥にと思う地域の巨大な岸壁に、しっかりと伝統信仰が根付き、二階建てのお堂が建っています。

さらにもう一か所。その数キロ北にあるのが、大岩屋です。

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あまり大きくは見えないかと思いますが、中に入ってビックリの大きさです。

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こんな断崖絶壁の危険な洞窟にも道が付き、石仏がありますから、この地域は洞窟信仰、岩屋信仰の盛んなところです。この鬼城岩峰の洞窟だけが無視されるということはありえないと思います。


では、写真を拡大してみます。

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内部は上下二段に分かれているように見えます。

下部には、さらに小さな菱形の洞窟があるようです。鬼であれ修行僧であれ、寝泊りするのはここでしょうね。どれくらい深いのか、横穴はないのか、そこまではわかりません。

上部は、二段か三段の観覧席的な造りにも見えます。敵を監視するにも、下界を眺めながら修行するにも、なかなか便利で爽快でしょうね。
奥の壁は、煤で黒くなっているように見えますから、実際にここで火を焚いていたのでしょう。

それにしても、内部があまりに丸見えで、戦術的には役に立ちそうにありません。しかし夜にここで火を焚いたら、真っ暗な中に、菱形の洞窟が煌々と光り、それは一種異様な光景だったと思います。そんな光景をはるか遠くから見た人々が、「鬼の棲家」という伝説を作り出したのではないでしょうか。私は、ここにいたのは単なる修行僧ではなかったのかと思います。

余談ですが、洞窟の奥が、何かの顔のように見えるのですが、どうでしょうか??

顔といえば、近くにはこんな岩峰もありました。

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以上で、「講釈師、見てきたような嘘をつき」的な妄想解説を終わります。
ご清聴ありがとうございました(^_^)/~


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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