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宇佐市栗山の巨石信仰・巨大な龍神の地上絵か?

それは、私たちにとっては驚異の記事でした。

『大分山日記』様のブログに「栗山115m」という記事があります。JR宇佐駅の東側にある「栗山」に登った時に、作業をしておられた地元の方から、こんなことを聞いたというのです。

山頂から尾根にある岩は人工的に集められており、山頂の祠(竜王様)、両戒山方面を頭にした「竜」で、尾根に乱立する岩は人工的に集められたとのことです。最初、登る時は良くある尾根の岩場くらいに見ていましたが、帰りに勧められたように尾根の西側を歩くと人工的に積まれたようにも見えます。

つまり、竜王様の祠(巨石)を頭に、人工的に岩が尾根に集められて、巨大な龍になっているというのです。

「えっ?  それってもしかしたら、龍の地上絵みたいなもの?? ホントだったら、ナスカみたいでなんだかすごい話じゃん!!!」

宇佐市の周辺には、不思議な巨石がたくさんあります。そもそも全国に山ほどある八幡宮の総元締め、宇佐八幡の女神が降りてこられたのも、御許山(おもとさん)の三柱石(みはしらいし)です。今でも山頂は聖域となっていて、写真はおろか立ち入ることもできません。

そんな宇佐市ですから、不思議な巨石遺構があっても不思議はありません。交通費が安くなる時期を選んで、なんとか行ってまいりました。



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上は、栗山の北側を通る、国道213号線からみる景色です。
なかなかきれいな三角形で、背後の両戒山が重なっています。




地図の等高線からは、東西からみれば台形に、北から見れば三角の山に見えることが分かります。
上のオレンジが頭部で、下のオレンジが尾部です。(大体の目安ですが。)

『大分山日記』様のブログで、
栗山は神奈備(かんなび)山と考えられているようです。
「神奈備」とは神霊が神留る(かんずまる)場所としての御霊代(みたましろ)を無数に擁した領域の事や、自然環境を神体とした神代(かみしろ)のひとつの在り方。

と書かれていることに納得。


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地図の黄色いポイントが麓の鳥居です。ここから登ります。

途中には、苔むした祠もありました。「膳所様」と言い、周辺の11の村が今から約200年前、文化六年(1809年)に設置したそうです。

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やっと頂上に着きました。これが、龍の頭の部分です。

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奇妙な穴が開いています。何でしょうね?

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ここから道が二手に分かれ、ぐるっと細長い楕円形に山頂部を取り巻いています。
次の写真では、左端が山道で、右が尾根筋になります。

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道から上は巨石が集中していました。その様子が次です。

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尾の部分と思われる場所は頭部と同じように巨石が立てられています。

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いかがでしょうか。

樹木が茂り、全体を見通すことはできません。また現状では、上空からみても岩の様子はわからないでしょう。しかし、たしかに尾根筋にだけ、不自然に巨石が集中しています。尾根に露出していた露岩が、風化で割れたようにも見えません。山梨岡神社の巨石群と同じで、無造作な感じで置かれているような気がします。ただし、頭部と尾部は、大き目の岩が意図的に立てられているようです。


もし樹木がなくなれば、上空からいったいどんな景観が現れるのか。
地元の方が言われていたような、見事な白い龍が横たわって見えるのでしょうか。


この栗山周辺の歴史は、古く六郷満山の入り口であったらしく、斜面にある「金比羅様」は宇佐神宮方面を向いているそうです。
宇佐と龍神に、秘められた関係があるのかもしれませんね。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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