記事一覧

天孫降臨伝説の高千穂峰・坂本龍馬も見た神々しい絶景に感動!

秀麗な山容を誇る霧島山群の中でも、ひときわ美しくそびえ立つ高千穂峰(1,574メートル)。

IMG_8410.jpg


その中腹にある、高千穂河原の紹介です。

鹿児島県霧島市の霧島神宮は、日本神話の天孫降臨にかかわる神社として、参詣者が絶えません。
古くは高千穂峰と御鉢の間の背門丘(せとを)にありましたが、御鉢の噴火によってたびたび焼失したため天暦年間に性空によって高千穂河原に移されました。しかしここも1234年1月18日(文暦元年12月28日)の御鉢の噴火によって焼失したため、霧島神宮は山麓に再建され、高千穂河原には社殿の跡地が残るのみとなりました。その跡地が、これから向かう高千穂河原なのです。

まず現在の霧島神宮にお参りしようと思いましたが、車が渋滞して、駐車場に入れそうにありません。

IMG_8418.jpg


仕方なく参拝をあきらめ、直接高千穂河原に向かいます。

高千穂河原があるのは、現在の霧島神宮から山道を車で20分ほど登ったあたりです。
その山道、県道480号(霧島公園線)は「天孫降臨への道」とも呼ばれ、5kmに渡って原生林のトンネルが続きます。日光が差し込む神秘的な樹海を走るのは、実に清々しく、そして神々しい気分です。


曲がりくねった山道の先には、広い有料駐車場がありました。500円支払って駐車し、、少し歩くと鳥居があります。

IMG_8487_convert_20180108164444.jpg

DSCN8821_convert_20180108154848.jpg

時には噴火もあるようです。

鳥居をくぐり、アカマツの林の中の広い参道を進みます。

IMG_8484_convert_20180108164349.jpg


標高は970メートルあるため、下界より寒く感じますが、凛とした空気が漂い、聖地であることを肌で感じます。そのまま300mほど参道を進むと、「霧島神宮古宮址」に到着。社殿跡は「天孫降臨神籬(ひもろぎ)斎場」とされています。

DSCF3184.jpg

DSCN8827_convert_20180108154944.jpg

IMG_8437_convert_20180108164225.jpg

DSCN8830_convert_20180108164006.jpg

IMG_8470_convert_20180109094722.jpg

IMG_8456_convert_20180109095047.jpg

DSCN8842_convert_20180108155050.jpg

雄大にして清浄、まさに奇跡の絶景でした。

ちなみに斎場のこの施設は、1940年(昭和15年)、皇紀2600年記念事業の一つとして作られたものだそうです。1958年(昭和33年)には駐車場が整備され、霧島山の観光拠点の一つとなりました。


しかしここからは、高千穂の頂上は見えません。
そこで参道を下り、ビジターセンターの方から教えていただいた位置に移動しました。駐車場のいちばん山麓側、高千穂河原の名前通り、水のない川筋があって、その土手にあたる高台です。

IMG_8536_convert_20180108164654.jpg



見上げると、稜線のたわんだカーブの上に、高千穂山頂がほんの少し顔を出していました。
なかなか素晴らしい景色です。

IMG_8521_convert_20180109094938.jpg

DSCN8865_convert_20180108164139.jpg

DSCN8856_convert_20180108164048.jpg



望遠レンズで眺めると、日本三奇の一つである天逆鉾が、最上部に刺さっているのが微かに見えました。

IMG_8511.jpg


ビジターセンターに展示してある、天逆鉾のレプリカです。

DSCF3203.jpg


1866年にはあの坂本龍馬が新婚旅行で妻のお龍と霧島を訪れ、二人で天逆鉾を引き抜いたという逸話は有名です。しかし、いったいどんな装備でこの急峻な山に登ったのでしょう。車で楽に古宮址へ来て、登山靴にストックと、万全の装備で臨んでも、結構ハードな山道なのに。


登山者の姿も小さく見えます。

IMG_8478.jpg



さて、天孫降臨の地である高千穂の伝承地は、古来宮崎県西臼杵郡高千穂町と、鹿児島県境の霧島山主峰である高千穂峰の二か所が有名です。もちろん神話ですから、ニニギノミコトがどちらに降りたのか、本物争いをすることはあまり意味がないと思います。どちらも神々しく神秘的な場所ですから、ニニギノミコトであろうとなかろうと、至高の神が降臨するという伝承は両方にあったものだと思います。とりわけ雄大な絶景を見せてくれるこの高千穂峰には、単なる神体山では済ませられない、根源的な何かを感じました。


家計と休日予定をやり繰りして全国を回っております。よろしければクリックしていただくと励みになります。
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村


神社・仏閣ランキング

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

フリーエリア