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仙禅寺、その謎めいた超巨石の意味を考える!

山折哲雄さんは、その著『仏教民俗学』の中で、
日本の修験道は、縄文時代の生活のなかにその源流があると私は思う。
と明確に書いています。

また、以前にも記したように、司馬遼太郎さんは、
明治国家が発明した国家神道というのは同じ「神道」の名を冠するとはいえ、民俗的な古神道とは縁がなく、神聖国家論という普遍性のない理念を基礎にしている。
と書きました。

ひょっとすると、明治維新後の神社文化よりも、仏教的な印象の強い修験道の方が、より原始神道・自然神道に近いかもしれないのです。
そんな前提で、この寺院をご覧ください。


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とんでもない大きさの岩に寄りかかって、懸崖造りのお寺が建てられています。


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ここは、滋賀県甲賀市信楽町上朝宮の仙禅寺
奈良時代の723年に創建され、鷲峰山金胎寺(こんたいじ)の別院として、僧房五宇を有し栄えたと伝えられています。


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現在は山間の細い県道沿いにある静かな無人寺です。残存する摩崖仏像では日本で二番目に古いものとされる、三尊形式の磨崖仏が残っています。そのため、摩崖仏の研究者に多少は知られたお寺のようです。


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こちらは、本堂の内部です。


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その他、境内の様子。


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  ★

本院たる鷲峰山金胎寺(こんたいじ)は、真言宗醍醐派、つまり修験道の寺院です。役行者の開基と伝え、大和の大峯山に対し「北大峯」と称された、山岳信仰の霊地なのです。山内には現在も奇岩怪石が連なる行場(ぎょうば)があります。

金胎寺の行場巡りは、私も一度経験しましたが、大きな滝や胎内くぐりなど、まさに原始信仰そのものの行場でした。

冒頭の、山折哲雄さんの考えを考慮するなら、日本の伝統信仰・原始信仰を調べるためには、修験道をもっと重要視すべきでしょう。

で、ラストの画像です。
仙禅寺の奥、斜面の上には、よく見ると巨大な石柱が見え隠れしています。


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いったいこれは何なのか。ひょっとするとてっぺんに何かが祀られているのか?
日本人の信仰の起源は、まだまだ謎めいていますよね。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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