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『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』と近江の古代文化

琵琶湖汽船の「島めぐり」観光船に乗り、多景島や竹生島などに上陸したことは、すでに記事にしています。


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これは、遊覧船の船内です。


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琵琶湖に関わる観光案内の中で、ガイドさんはこんな話も。

大阪や京都の人からバカにされた時、滋賀県民は「琵琶湖の水止めたろか」と言い返します。
この船が最後に寄港する、琵琶湖大橋港の米プラザでは、「琵琶湖の水止めたろか」と書いたTシャツも販売していますので、よかったらお買い求めください。


品性高潔・頭脳明晰な私は、深い思慮の後につぶやきます。
なんやねんそれ、んなもん買うやつはおらんやろ。どうかしてるぜ滋賀県人。
しかし私はこの時、重大な疑惑を見逃していたのです。(>_<)

  ★

品性高潔・頭脳明晰な私は(くどいな)、滋賀県の遺跡を探して、お堅いはずの滋賀県庁ホームページ内を探していました。すると、奇妙な文に遭遇!

その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。
しかし、それは単なる序章に過ぎなかった…。
さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。

〜日本埼玉化計画・第II章 東西対決〜

なんやねんコレ、何で滋賀県庁のホームページにこんなものが・・・?

そういえば、映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』の宣伝で、埼玉解放戦線を率いる麻実麗(GACKT)が、映画の宣伝でテレビ出てましたよね。

関西地方は大阪府知事の嘉祥寺晃(片岡愛之助)、その妻の神戸市長(藤原紀香)、京都市長(川﨑麻世)らの支配下にあり、滋賀県人、和歌山県人、奈良県人らが非人道的な扱いを受けていた。白浜も大阪人のためのリゾート地になっており、通行手形のない者は入ることができず、そこには和歌山解放戦線のリーダーである姫君が囚われていた・・・。
(映画の宣伝より)


そして、京都や大阪にもたくさんある、滋賀県発祥の大型スーパー、「アルプラザ平和堂」の店内には、映画紹介の店内放送とともに、こんな掲示が。


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映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』には、「琵琶湖の水止めたろか」の言葉も「アルプラザ平和堂」も、けっこう重要な場面で出てくるのだとか。

品性高潔・頭脳明晰な私は(しつこいな)、滋賀県庁のホームページに隠された不穏な空気の意味を悟り、戦慄しました。
・・・滋賀県は本気だな。県庁は滋賀解放戦線を裏で支援しているに違いない。京の都には、応仁の乱や蛤御門の変に次ぐ重大な危機が迫っている。

ユダヤ陰謀論、カナン・フェニキア陰謀論、新世界秩序陰謀論、ロスチャイルド支配説、ヒト型爬虫類陰謀論等、陰謀論マニアの方は、ぜひともこの事態にご注目頂きたいと思います。

まあしかし、旧平安京の中でも、私の故郷である右京区(嵐山・嵯峨野・太秦等)は田舎者扱いされていました。阪急西院駅(西大路四条)のそばに住む高校の同級生は、「ウチは大丸の並びやから」とよく自慢していました。(かなり離れているのですが)
つまり西大路通りから西にいけば、同じ四条通でも田舎者だというのです。

これは京都の太秦です。


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嵐電は、太秦駅から帷子ノ辻駅へと、かなりのスピードを出します。路面電車エリアが終わっただけでなく、この区間はかなりの傾斜がある坂道を下るのです。秦氏の本拠地である太秦までは高台で、それより西や南は、大堰川(桂川)の氾濫が起こる低湿地でした。秦氏と桓武天皇のおかげ?で右京区は人の住む場所になったわけです。蛇足ながら、嵐山の北は風葬地の化野。

いずれにせよ、右京区民は田舎者扱い。中京区あたりの町衆とは、言葉も少し違うと感じたことがあります。ましてや右京区からさらに西、老ノ坂峠を越えて亀岡に入ると、いっそうの田舎扱い。

右京区の西端、松尾橋近くにはアルプラザ系のフレンドマート梅津店があり、亀岡市篠町には、店外エスカレーターも設置されたアルプラザの大型店があります。

これはもう、アルプラザを根拠地に、亀岡市民と右京区民が団結し、保津峡のトロッコ列車を乗っ取って二条駅まで押しかけ、京都市役所と御所を占拠するしかない・・・なんて筋書きは、映画にならないでしょうか?

  ★

まあ、オチのない話を長々と続けても仕方ないので、関西地区内友好のため、琵琶湖の景観の紹介に入ります。(ブログネタが残り少なくなると、ムダに冗長な記事が増えます。すみません。)

前回の山添村と同じで、京阪神地区に比べると都市化がそれほど進んでない部分、近江には古き良き伝統文化ががたくさん残っているのです。

まずは、この大型客船をご覧ください。


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これは、全長66.0m、旅客定員458名の「ビアンカ」。
ここは神戸でも横浜でもありません。琵琶湖の大津港なのです。全船貸し切りのパーティーもできるとか。
大津港は天智天皇のころから、今も昔も立派な港なのです。

さて、昼間の遊覧船からは、このブログに関係がある神社仏閣の景色だけでも、実に様々な絶景が楽しめます。
例えば、日吉大社の神体山である八王子山


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比叡山から張り出した里山なのですが、頂上部の建物がこれです。


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奥にあるのは、巨大な磐座である金大巌 ( こがねのおおいわ )。


さらに、アルプラザ平和堂を背景にして湖面に浮かぶのは、松尾芭蕉が「鎖あけて 月さし入れよ 浮見堂」と詠んだ、満月寺浮見堂(まんげつじうきみどうです)。


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さらに島めぐり遊覧船では、日本で唯一の「淡水湖内にある有人島」であり、世界的にも珍しい、沖ノ島へ寄港、上陸します。


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レトロ感、昭和感がてんこ盛り。
島内に自動車や信号機はなく、島内の移動手段は徒歩または三輪自転車。ただし、一軒あたり一隻以上の船が所有されているとか。


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またこの島には複数の神社があります。


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そしてここを出航すると、冒頭に載せた、多景島、竹生島、白鬚神社を回るわけです。

 ★

さて、こんもりと形の良い山は、近江の座標軸ともいわれる神体山、三上山です。


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三上山の右側には、写真ではわかりにくいのですが、琵琶湖へ注ぐ野洲川の河口があります。

  ★

さて、日本を代表する国文学者、民俗学者のひとりである折口信夫は、『水の女』の中で、
近江の野洲川は天の安河と関係あるに違いない
と断じました。
いうまでもなく、天の安河とは、神々の住む高天原にあるとされる川です。

この言葉には、一体何が隠されているのか。「折口学」とも称され、独自の理論と鋭い直観力を持つ折口信夫の言葉を、簡単に見過ごすわけにはいきません。実はこの近江、神々のふるさと、高天の原に一番近い場所かもしれないのです。
そういえば、『死者の書』には、死の眠りから醒めた滋賀津彦が・・・。

(続編はそのうち)

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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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