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尻付岩屋と大不動岩屋・山水画のような国東の絶景

9月7日、『川中不動と国東半島の特異な信仰文化』では、川中不動と背後の岩塔の写真を載せました。


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記事の最後は、「それにしても、岩峰・岩壁・岩窟に対する信仰と、さらに川の中の巨石。国東の信仰は奥深いです。」と書いたのですが、岩窟の寺院もあちこちにあります。

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大分県国東市国見町千燈付近、県道31号線沿いに、印象的な岩壁があります。


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よく見ると、岩窟のようなところに、お堂がありました。


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これは尻付岩屋で、ここから山中に分け入ると、大不動岩屋という場所がありました。


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切り立った耶馬の崖面にある岩屋です。今回は、しっかり風景をご覧いただきます。


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たまたま午後の日光が奥深く差し込む時間帯で、岩屋の中が白く輝いています。

外は逆光気味なのですが、連なる山々は、国東らしい岩塔が立ち並びます。まさに山水画の世界。


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岩屋の奥には、不動明王の石仏等が祀られています。


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峰々に陽が落ちると、つるべ落としのように暗い闇に覆われそうです。修行僧や山伏たちは、焚火をしてこの岩屋で過ごしていたのでしょうか。

真っ暗な闇夜に、炎で煌々と輝く岩屋は、遠くからでもくっきり目立ったでしょうね。

下は、さほど遠くないところにある、鬼城岩峰の謎めいた洞窟てす。詳細不明。


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真っ暗な山々の中、内部がゆらゆらと炎で輝く洞窟を見た時、人々はどう感じたのでしょう。そこにいるのは鬼だと思ったかもしれません。
夜の景観も含めて、国東の奥深さだと思います。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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