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淡嶋神社と髪の毛が伸びる人形と日本神話

淡嶋神社(あわしまじんじゃ)は、和歌山県和歌山市加太に鎮座するお社です。


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所要のついでに、一昨日参拝してきました。

これは、あの紀国屋文左衛門のみかん船に使われていた帆柱。
願い事を唱えながら、この柱の穴をくぐり抜けると、願い事が叶うと言われています。


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このお社は、全国にある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本社とされ、人形供養で知られています。
境内は、日本人形のみならず、熊の置物、招き猫、不思議な仮面、たぬき、干支の置物、稲荷、ぬいぐるみなど、あらゆるものが所狭しと置かれています。


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なんとも異様な雰囲気で、髪の毛が伸びる人形もかつて話題になりました。
ホームページにも、その人形が実際にあることが明記されていますが、見ることはできません。

以前、≪USJ大炎上 「生き人形の呪い」事件≫を記事にしたことがあります。
この淡嶋神社から借り受けた600体以上の日本人形を、USJの迷路型お化け屋敷「祟(TATARI)~生き人形の呪い~」で使用したというのです。
USJだけでなく、淡嶋神社も批判の対象となりました。

日本人形協会さんの
「日本人形を呪いや祟りといった恐怖の対象として扱うことは、メーカーや小売業者への営業妨害になる」
という抗議文が大きく報道され、
「元の持ち主に黙って貸し出すのはよくない」
などという声もあがりました。むろんその立場や気持ちがわからないではありません。

しかしこの淡島神社は、
人形は人に見てもらい、遊んでもらうために生まれてきており、多くの方々に遊んでもらうことは、人形たちにとっても良い供養になる・・・・・
そう考えてこられました。ですから、例えばNPO法人と協力して、年間3000体のぬいぐるみを、恵まれない外国の子供たちにプレゼントするという、新しい形の供養をされています。有言実行です。ホームページにも、そのポリシーははっきり書かれています。
髪の毛が伸びる人形についても、人々の注目を集めるためであり、悪いことをする人形などはないというのです。

お化け屋敷であろうと海外へのプレゼントであろうと、人形やぬいぐるみなどの再利用ならぬ再活躍がいやなら、このお社に人形の後始末?を頼むのをやめればいいだけのこと。キリスト教やイスラム教ほどではありませんが、明確な信仰ポリシーを持つお社は、もっと評価されるべきと考えます。


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  ☆

さて、今回淡島神社を訪ねた理由は二つありました。
一つは、境内にあるこの岩組みが何なのか、神社の方に聞いてみたいと思ったからです。


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ここは塩壺と呼ばれ、中には水が溜まっており、この水をかけると願い事がかなうとか。


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巨石マニアとしては、これは古墳の残骸なのか、それとも何か意味があって造られたものなのか、聞きたいと思っていたのです。
そこで、お守りなどを売っている社務所が空いている時を見計らって、お聞きしました。


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すると、
古墳ではありません。昔からあって、由緒や作った時期などはわかりません。
という返事でした。

神社の背後は、こんもりと神体山のようにも見えます。


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ひょっとして、この岩組みは背後の神体山を祀る、原始の祭祀施設?

ちなみに、ここにも盃状穴らしきものが確認できました(^^♪


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  ☆

もう一つ、どうしても確認したかったこと。
それは、神社前の防波堤から眺める島々です。


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なんの特徴もない島に見えるのですが、実はここ、日本神話における重要な場所でした。
イザナギ神とイザナミ神が、海に漂っていた脂のような国土を天の浮き橋から天沼矛でかき回して、最初に出来たのが淤能碁呂島(おのころ島)とされます。


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(ウィキペディア)


そして、その淤能碁呂島を現実の国土に比定した場合、最有力地がこの友ヶ島なのです。
それだけではなく、その次に重要な候補地とされる沼島の上立神岩、別名「天の御柱」もまた、ここから見えるかもしれないのです。

となるとこの淡島神社は、単に人形で有名なお社だというだけでなく、日本列島創成神話と密接な関係があったのではないか?
知られざるこの秘密に、次回は迫ろうと思います。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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