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青玉神社と青倉神社

兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽に鎮座する、青玉神社


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「道の駅R427かみ」という商業施設の正面に位置するのですが、境内に一歩足を踏み入れた瞬間、空気が変わると言われます。
人によって、畏怖感とも不気味とも、あるいはただならぬ荘厳さを感じる別世界ともいわれる、特別なお社なのだとか。


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主祭神は、天戸間見命です。そして『鍛冶の神様』の全国的な元宮であるとも。
かつては、たたら技術や紙の神・鍛冶の神様として、多くの人々の信仰・参詣でにぎわったそうです。

由緒書きその他を見ると、かつては「式内天目一神社(あめのまひとつじんじゃ)」として三国岳の頂上に鎮座し、後に現在地の村里へ遷座したといわれます。
三国岳の頂上には平坦な祭場(まつりば)があり、山頂部にもかかわらず御手洗池があったそうです。


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さらに別の由来では、巫女が舞い、熊笹の葉で参拝者に湯をふり注ぐ『湯立て祭』があり、858~877年(貞観年間)に宮中で行われた『湯立神楽』が原型のまま残されているといわれるもので、かなり古い伝統を引き継いでいるお社のようです。

また、上の由緒書きの左側には、その下に鎮座する「休み石」に関わる不思議な話が記されています。


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井ノ岡という狩人が、三国山で急に背中が重くなり、この地までやっとたどり着いてこの石に腰かけると、軽くなった。村人はそれを聞いて、青玉の神様を運んできたのだと口々に言った
というのです。

井ノ岡という狩人が、のちに稲岡大明神として祀られていることから推測すれば、空海が高野山を開いたとき、猟師に化現して高野の地を譲った狩場明神を連想します。
休み石は、山頂に降臨した神を山麓に迎え入れるという、信仰の根幹にかかわる重要な磐座でしょう。

そういえば、境内には磐座とも思える岩があちこちにありました。


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  ☆

これは樹齢千年を超えるという夫婦杉。夫婦円満や腰痛にご利益があるとか。


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  ☆

もうひとつ、不思議なことがあります。
青玉神社の横にある林道の奥には、『右 あ於くら』と彫られた 石の道標があるそうです。
つまり青玉から青倉を結ぶ参道が存在していたわけですね。

青倉と言えば、モアイの様な神様として知られる青倉神社が有名です。


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このご神体の横を流れる水は、蛇口まで取り付けられて、多くの参詣者が水をもらいに来るようです。


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実はこの水、目の病気に効く御霊水と言われ、実際に微量のホウ酸が含まれているそうです。
ホウ酸水は眼科において結膜嚢の洗浄と消毒に使用されますから、医薬品の乏しい時代に霊験あらたかな神様とされたことは間違いないと思います。

一方、青玉神社は天目一神社(あめのまひとつじんじゃ)といわれるように、採鉱・製鉄・鍛冶では高温や岩の飛散などで目を悪くし、時には片目になる人があったとか。

青倉神社は目のご利益のある水が流れており、この両者がつながるのは必然だったのでしょうか。

 ☆

青玉神社には、清冽な水が満ちた池があります。


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まさに青玉が祀られていました。
そして、この池を撮った一枚に、なんとも不思議な風紋が写っていたのです。


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やはり、神秘のお社なのかもしれませんね。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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