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名もなき聖地の不思議なお社

和歌山県の串本町、天然の立石ともいうべき岩峰の下に、お社が見えました。


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近寄ってみると、社名は分かりませんが、鮮やかな紅白の祠が目を引きます。


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よく見ると、手作り感が親しみを感じさせる造りでした。


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由緒書きはありません。
しかし、横の白い板に、何やら書いてあります。


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断片的にでも、なんとか読みとれるのが、これです。

昭和四三年より百四十三年前文政三年に金刀比羅宮・・・・
お祭していましたが昭和初期からすたれていました・・・老人會の発起で
再建しました
昭和四十三年十一月・・・


ということは、このお社の名前は金刀比羅宮?
廃れていたお社を、昭和43年11月に老人会を中心に再建されたようです。

いやー、伝統信仰が消えていくという記事を最近も書いたばかりなので、老人会のパワーに頭が下がります。
また、昭和43年再建にしては塗料の色が鮮やかです。老人会の皆様の維持管理による手塗りでしょうか。

それにしても、穴の形が不思議な三角形ですね。


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さらに本体の岩峰の上部には、やはり洞窟のような穴があります。


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こういった場所が、修行の場となっていたり、天然の神社仏閣の役目をしたりする例はたくさんあります。

例えばこれは、金刀比羅宮と同じ南紀エリア、古座川町の虫喰岩です。


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この中の建物には、観音様が祭ってあるとか。

  ☆

それにしても、金刀比羅宮(多分)における諸要素

①洞窟状の窪み
②三角形
③岩峰

という、この不思議な構成デザインは、まさに伝統信仰の芽生える「奇しき岩」だと思います。
荒れ果てて失われることなく、地域の貴重な文化財として、あるいは生きた民俗信仰として、地域の方が守っておられることがわかり、ほっとします。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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