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菅原神社の「浮橋参道」とご神木の環境保護

石川県加賀市の山中温泉といえば、日本を代表する温泉のひとつですね。
その奥に、菅原神社があり、そこにはご神木と「浮橋参道」がありました。


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そしてこれが「浮橋参道」と、樹齢2300年というご神木「栢野の大杉(かやののおおすぎ)」です。


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しかし樹齢2300年といえば、紀元前ですよね。
この木は、この菅原神社の変遷はもちろん、日本の歴史をずっと見てきたのだと思うと、自然と畏敬の念が湧きあがります。

ところで、この「浮橋参道」とは何でしょう?


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実は、参拝者の靴で大切なご神木の根を傷めないよう、参道を工夫したのだそうです。
いわば自然保護の観点ですね。尾瀬などと同じです。

 ☆

神社境内の御神木に手をかざしたり、ペタッとくっついている人がいます。
いわゆる「パワーをもらう」という行為ですね。


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上は、伊勢内宮の神域。

考えて見れば、根本ぎりぎりに近づいていますから、根を踏み荒らしているといえるかもしれません。少なくとも、どんどん土を固めているのは確かでしょう。
ご神木の寿命を縮める行為かもしれません。

そういえば、鹿児島県姶良市の蒲生八幡神社境内、「蒲生のクス」も遊歩道で保護されていました。


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こちらは、大阪府の京阪萱島駅。


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推定樹齢700年のご神木が、駅を貫いています。駅のホームよりご神木が優先されているのですね。


さらにこのすごいご神木は、福井県勝山市にある岩屋稲荷神社の「岩屋の大杉」。


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祠とお地蔵さんでだいたい守られているようにも見えますが、パワースポットとして有名になれば、根本が荒らされるように感じます。

「ご神木からパワーをもらう」という自己チュー発想ではなく、「ご神木のパワーを守る」あるいは「ご神木のパワーがずっと続くようにそっと見る」という観点が必要になると思います。

 ☆


ちなみに菅原神社には、こんな不思議な石が・・・


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「た、太陽石だあ~」と驚いたら、盤持石という力石の一種でした。

説明板によると、重さが75㎏の石をもち上げたら一人前として認められ、仕事の賃料も上がったとか。
いわば給料に直結する資格試験のようなものですから、単なる力比べの余興ではないようです。

というわけで、菅原神社は日本の伝統文化や民俗文化についていろいろと考えさせてくれる、ありがたいお社でした。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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