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斎場御嶽と木曽御嶽の共通性

胎内潜りや茅の輪くぐりに見られる、「狭い隙間を通り抜ける」という信仰は、かなり古い起源をもつようです。
産道を通って新しく生まれ変わる、ある種の疑似体験だとも言われます。

そのカテゴリーで最も巨大なものは、琉球王国最高の聖地と呼ばれる斎場御嶽(せーふぁうたき)かもしれません。


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以下はウィキペディアより。

文字通り王国最高の御嶽とされ、国家の最高神職である聞得大君が管理した。聞得大君の就任儀式「御新下り(おあらおり)」が行われた御嶽でもある。かつて琉球の御嶽はその全てが男子禁制であり、斎場御嶽では庶民は入口の御門口(うじょーぐち)を越えて進入することは許されず、国王であっても、御門口より先に入るには袂の合わせを女装に改める必要があったという。

さらに世界遺産に登録されてからは知名度が一気に上がり、パワースポットとして大勢の人が来る観光地になっています。
コロナが収束すれば、にぎやかな観光地に戻るのでしょうが、本来は簡単にはいれる場所ではありませんでした。

さて、三角の空間を抜けると、石の部屋のような場所に出ます。


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窓のように開いた、石段(祭壇?)の彼方には、久高島が見えます。


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この島は、琉球の創世神アマミキヨが天からこの島に降りてきて国づくりを始めたという、琉球神話における聖地なのです。


 ☆


ふと思いついたのですが、岐阜県中津川市の「星ヶ見岩」は、斎場御嶽とかなり共通点があるのではないか・・・


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ほぼ三角の通路を抜けるわけですね。

すると、斎場御嶽のように、天井の抜けた空間があります。


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祭祀の場であることも同じです。


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北側だけ、プラネタリウムのように岩窓が開けています。


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ここから空をのぞくと、昼間でも星が見えるという言い伝えから「星ヶ見岩」の名がつけられたそうです。


斎場御嶽の窓からは、聖なる島、久高島が遠望できました。
それに対して、星ヶ見岩から見上げる岩窓は北向き、即ち北極星を望む方向にあり、「妙見大菩薩」の石碑が立てられています。
そして樹木がなければ、ここからは御嶽山が見える方向です。


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御嶽(うたき)と御嶽(おんたけ)、何やら妙な同一性ですね。
しかも、そもそもその意味するところは似ているのです。

斎場御嶽と星ヶ見岩、ひょっとすると、どこか深い所でつながっているのでしょうか?


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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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