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鳳来寺山と「八人の巫女」の謎

愛知県新城市の鳳来寺山(ほうらいじさん)は、標高695mの山で、国指定名勝・天然記念物にも指定されています。


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鏡岩(屏風岩)に代表される、その幻想的な岩肌を露出した美しい山の姿は、修験者の聖地、真言・天台の密教の道場として栄えてきました。

下は、鳳来寺本堂と鏡岩です。


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眼下は山里と深い山並み。


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東照宮縁起には

家康の父君広忠公が、良い世継ぎを得たいと思われ、北の方とともに鳳来寺に参篭して祈願したところ、その効あって家康が授かった。

と記されています。
これに感銘を受けた徳川家光が建立を発願し、家綱の時代に完成したのが、下の鳳来山東照宮です。


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案内図で見ると、竜の爪あと、双頭岩、双子岩、牛岩、行者様、胎内くぐり、馬の背岩など、さまざまな名所旧跡や信仰遺跡があるようです。


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実際に巨大な岩壁や、中規模の岩壁の前のお堂、山中の岩石群を見ると、より古い信仰の形跡が見られます。


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案内図には描かれていませんが、私が最も興味深かったのは、登山の途中に見かけた、巫女石と高座石です。


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ただの石積みのようにも見えますが、大変重要なものです。
鳳来寺由来書には、
利修仙人が山神の請いにより五戒 を説いていると、八人の巫女が天降り、聴聞した。
ここから高座石と巫女石と名付けた

と記されます。

八人の巫女」とは、主に神楽や舞(いわゆる巫女神楽・巫女舞)をもって神霊に奉仕する、神聖な処女の意味でしょう。

いずれにしろ「山神」と「八人の巫女」は、仏教以前の古い信仰がこの山にあったことを示しています。
おそらくこの石積みは、原始的な祭壇あるいは祭祀遺跡なのでしょう。


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謎めいた深い由来がある、鳳来寺の話題でした。


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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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