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竹野神社・斎宮と天照大神がなぜここに!

京都府京丹後市の竹野神社(たかのじんじゃ)は、いろいろと謎めいたお社です。


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拝殿には天皇家ゆかりを意味する「菊の御紋(菊花紋)」と皇室専用の家紋「桐花紋」が彫られており、天皇家と深い縁がある事が判ります。

境内入り口には、池と祠。


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厳島神社でしょうか。

清々しくもしっとり落ち着いた参道を進むと、立派な唐門。


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その奥にあるのが、流造の本殿。


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本殿の右手には、斎宮神社がありました。


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由緒によると、第9代開化天皇の妃となった「竹野媛」が晩年帰郷した際に、「天照皇大神」を祀って創建したそうです。
「竹野媛」は当時丹波国を支配した丹波大県由碁理という豪族の娘で、朝廷が丹波国の勢力を抑えるため妃にとったと伝えられています。

しかし、いわば政略結婚でヤマト王権に嫁いだ「竹野媛」が、何ゆえ帰郷してからも天照大神を祭り、しかも斎宮まであるのでしょうか。
ひょっとすると、「竹野媛」は三輪王朝のおけるオオタタネコのような存在だったのかもしれません。
いくつかある「原始の天照大神」を、この竹野で祀っていたシャーマン、或いは巫女だった可能性もあるのではないか。


  ☆

古い太陽信仰が存在した、その証拠の一つがこれです。




オレンジポイントは竹野神社境内で、紫色は御旅所。
その間の細い道は長い長い参道で、竹野川からまっすぐに神社へと続いています。今では国道が参道を突っ切っていますが、まあ国道を走っていても気がつきません。

下は、境内入り口付近から見た、夏至日没方向へ延びる参道です。


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(竹野遺跡という表示がありますが、これは弥生時代の遺跡です)。


実はこの参道の方位は、境内から見ると真西から北へ30度。
つまり夏至の日没方位でした。

さらに竹野川で終わる、この夏至日没ラインの参道をさらに延長すると、以前紹介した水無月神社と行者が岩の巨大露岩に突き当たります。(黄色ポイント)


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つまり竹野神社から見る夏至の夕日は、水無月神社背後の巨大な磐座周辺に落ちる配置構造だったのです。

ところで夏至日没ラインを逆から見ると、だいたい冬至日昇ラインになります。
特に冬至の朝日の方向に丘陵などがあると、仰角補正が働いてぴったり冬至の朝日の方角になることがあります。

これは、境内から丹後三大古墳の一つ「神明山古墳」へ上る道です。


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境内の背後は、ちょうど古墳を含む丘陵地帯でした。

いずれにしろ、水無月神社周辺の海岸から竹野神社にお参りしようとすると、冬至の朝日の方向に歩き、竹野川を渡ってから、境内に入る事になります。
竹野川を渡る事は、身を清めることだったかもしれません。

冬至の朝日の方向に歩いて、川を渡る・・・
これって、伊勢神宮の五十鈴橋と同じですよね。


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しかも竹野神社には、伊勢内宮と同じ天照大神が祀られているのです。それもありがたいからと適当に勧請したのではなく、第9代開化天皇の妃となった「竹野媛」が晩年帰郷した際に「天照皇大神」を祀って創建したという、きわめて重要な由緒を持ちます。


どうもここには、まだまだ知られざる謎がありそうです。


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コメント

No title

 こちら、竹野馬場の参道がいい雰囲気ですよね。隣の資料館も充実してますね。ああ、丹後行きたい・・。

Re: No title

資料館、なんか駐車場ガラガラだと思ったら、月曜日でもないのに閉まっていました。
ここ、絶対ネタが詰まっていると思っていたので、呆然・・・・(泣)

竹野はさすがに遠くて、ちょっとそこまで感覚では無理ですね(^^♪

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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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