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「鬼滅」ブームと鬼の博物館と元伊勢

日本の鬼の交流博物館」は、京都府福知山市大江町にある施設です。


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なかなか強烈なインパクトですね。
高さ5メートル、重さ10トンもある日本一の大鬼瓦は、平成元年に発足した「日本鬼師の会」に所属する人々が分担して、130個のパーツを焼成、組み上げて造りあげたものです。

鬼滅の刃ブームで、ひょっとしたら入場者も増えたのでしょうか???

それにしても、ここは人里離れた山の中。
なぜここに博物館があるかと言うと、ここ京都府北部の大江山連峰には、鬼の大親分である「酒呑童子」の伝説があるのです。


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大江山の酒呑童子と源頼光主従・ウィキペディアより


では、館内に入ります。


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鬼のミイラ?


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今回の特集です。


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なるほど、コロナに関わっての特別展ですね。
しかし、鬼滅の刃ブームの影響があるとは思えない、非三密の空間でした。

 ☆

いきなりですが、プロ野球の話題です。

菅野トラ退治 阪神自力V消滅!

なんてスポーツ新聞の記事を見たら、「何が退治やねん。阪神は人食い虎でも鬼でもないわ!」
とむかつくのがタイガースファン。(多分)
先日は逆に菅野退治ができて盛り上がったようですが。

・・・ところでその昔、タイガースに『鬼』がいました。
その名は小林繁

そんな選手聞いたことがないと言われる方は、お暇でしたら

【BSテレ東 10月30日(金)よる9時 酒の肴にたらればスポーツ ~プロ野球ドラフト会議編~】

をご視聴ください。


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江川事件に巻き込まれ、巨人から阪神へ電撃トレードとなった小林繁さんは、移籍1年目に巨人戦で8連勝をするなど、自己最多となる22勝を達成します。

イケメンが鬼に?!

というテーマで、あの中畑清さんが事件を振り返って話をするようです。
当時の関西人は、根っからの巨人ファンを含めて、99%が『鬼』になった「阪神タイガースの小林繁」を応援したとか・・・。

なぜこんなことを書くかと言うと、歴史上の『鬼』もまた、単なる悪者ではないようなのです。相手にとっては鬼でも、地元の人間にとってはその鬼こそが侵略に抗したヒーローであったりします。
鬼滅の刃の、ムカつく鬼とは違うのかもしれません。

  ☆

大和書房『民衆史の遺産 第二巻』のテーマは「鬼」でした。
序文に谷川健一さんはこう記しています。

もし外見に惑わされないで鬼を考えれば、その醜とは体制側が付与し強制した烙印にすぎないことがわかる。

さらに下は、日本の鬼の交流博物館が発行した冊子です。


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なんと、元伊勢と鬼が関係しているというのです。

そもそも丹後・丹波には、実はヤマトに対抗する巨大な勢力が古代に存在しました。


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(最新調査でわかった 日本の古代史・宝島社)


まさか、天照大神は鬼だった?なんてことはないですよね。
いずれにしろ丹後には、同じ京都でも「京の都の雅文化」とは違う、「異形の文化」が古代から存在していたようです。

つづく


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コメント

大江山

毎度面白い題材を御提供下さり、ありがとうございます。さざなみ様の記事を興味深く拝見しております。
大江山、登り易くて見晴らしの良い山です。
大江山の山頂から、中国山地のなだらかな山なみがたたなづくのを見るのは好きでした。とくに午後の光に霞む景色は墨絵のようで、飽きることなく眺めていました。
そうそう、舗装道路の終点の神社の脇に大きな朴の木があって、その落ちたばかりの葉を何枚も持って帰った記憶があります。岐阜あたりの朴葉味噌が自宅でできるからです。懐かしいなぁ。
でも、当時は鬼の博物館なんて無かったような。時の流れを感じます。

Re: 大江山

鯨 様

いやー、大江山にも登られていたのですか。いつもながらフットワークの軽さに感心します。
午後の光に霞む景色は墨絵のようで・・・・なんだか品のいい小説の描写シーンのようで、登ってみたくなりました。

面白かったです!

酒呑童子や元伊勢など、丹波・丹後は奥深いですよね。大和の勢力と、出雲の勢力のせめぎあいの縮図のような…。
丹後では豊受大神を奉る小さなお社が多く、想像力を掻き立てられます。

今は昔・・・

さざなみ様、レスをありがとうございます。
愚生が大阪にいた頃、世はバブルで浮かれはじめ
皆んな派手な生活をして、女の子は超・高級ホテル
で食事を奢ってくれる男でないと相手にしない・・・
そんな時代でした。
愚生はしがない大学院生でしたので、そんな世界
とは無縁でした。時間だけはいっぱいあって、
原付に跨り、京阪神の人が行かないようなところを
色々まわっていました。それが今の基礎になって
おります。
大江山の向こう、若狭に出ると、青葉山があります。
ここはまさに富士と呼ばれる神奈備山です。確か
大岩みたいなものも見かけたような。宜しかったら
探索してみて下さい。周囲にも由緒ある神社仏閣が
色々あったと思いますが、忘れました。

Re: 面白かったです!

まっちゃん様

> 丹後では豊受大神を奉る小さなお社が多く、想像力を掻き立てられます。

やはりそうなのですか。丹後に豊受大神を祀るお社が多いのは、やはり土着の神だから、という説は正しそうですね。私も小さなお社を注意して見ていきたいです。
丹後王国は出雲より三倍大きかったという説もあるらしく、日本海側の勢力図はなかなか複雑かもしれません。

Re: 今は昔・・・

鯨 様

青葉山、いいですねえ(^^)/
いつかは登りたいと思いながら、結局縁がないままです。
原付・・・究極の武器は原付かもしれませんね。車では細い林道に入れないところも多く、高槻の地獄谷のように車両完全シャットアウトのところも増えました。

バブルのころかあ、あのころからすっかり年を取りました。人生のはかなさを感じます。

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Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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