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神武天皇伝説の溝咋神社・もはや住宅地という衝撃!

大阪府茨木市の「溝咋(みぞくい)神社」は、神武天皇の皇后である媛蹈鞴五十鈴媛命 (ひめたたらいすずひめのみこと)の出身地です。


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『古事記』では、三輪山の大物主神が三島溝咋の娘である勢夜陀多良比売を見染め、丹塗矢に化して陰部を突きます。
驚いた彼女がその矢を床に置いたところ、たちまち麗しい男となり、富登多多良伊須須岐比売命が生まれたというストーリーです。

その溝咋神社であった、数年前の祭礼です。


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社殿や社務所に囲まれた場所で、にぎやかなお祭りがおこなわれています。
地元の子どもたちも、楽しい思い出になったでしょうね。



そして、ごく最近の境内。


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なんと、本殿右側の建物がなくなり、分譲住宅地になっています。
樹木も切られているようです。

安威川の堤防から見下ろすと・・・。


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堤防のない時代、溝咋神社は安威川の水辺、微高地に鎮座していたのでしょう。
社殿の左側には、池があります。


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ひょっとすると、この池も安威川のかつての流路だったのかもしれません。


ウィキペディアの『溝咋神社』には、現在こう書かれています。

溝咋神社(みぞくいじんじゃ)は、大阪府茨木市にある神社。式内社で、旧社格は府社。単立。2018年(平成30年)の大阪北部地震被災から立ち直っておらず、境内社は傾いたままで立ち入り禁止となっている。2020年(令和2年)1月時点で隣接する故宮司宅は撤去されている。1、2日には授与品の授与があった。依然復興が待たれる状況にある

大阪北部地震の修繕費用を賄うために、土地を売らざるを得なかったのでしょう。
しかし、それだけではないようです。内部には、いろいろ複雑な事情があるようですが、今回それには立ち入りません。


  ☆


前回記事のコメントで、、鯨様から『ぐーたら気延日記(重箱の隅)』ブログ様の関連記事のご紹介をいただきました。
このブログにあった、2020年6月5日の徳島新聞朝刊の記事をお借りしたいと思います。


記事


徳島市国府町の大御和神社(おおみわじんじゃ)は、一説に大和国三輪神社から勧請されたと伝わる式内社です。
境内の8割を売却するというのですから、異論が出るのも当然でしょうね。
境内の大切な樹木・ご神木は、移動可能な磐座と違って、伐採すればオシマイです。

しかし、神社の維持管理、とりわけ修復にはかなりの金額が必要です。
それをどう賄うかを考えない限り、同じような事態は全国の神社で多発すると思います。

  ☆

ほんの思い付きですが、神社の特性を生かしたクラウドファンディングという手もあるかと思います。
インターネット上で、不特定多数から、組織や個人、プロジェクトなどに対して、資金を集める仕組みです。

基本は寄付型クラウドファンディングになると思いますが、すでに、リモートでご祈祷する「オンライン神社」が登場しています。
オンライン参拝やヴァーチャル参拝を利用して、資金提供者に何らかの精神的なお返し(祈祷や魔除け)をするのなら、クラウドファンディングも可能ではないのでしょうか。

もちろんそのためには、神社の歴史や特性やご利益など、魅力ある発信が必要だと思います。
今さら間に合いませんが、大御和神社から見る冬至の夕日は、気延山南面に沈むようです。ひょっとするとそこは、八倉比売神社や卑弥呼の墓説がある五角形の磐座辺りかもしれません。


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一方、本社たる?奈良の大神(おおみわ)神社は、夏至の朝日が拝殿上の三輪山に昇るとされ、先日の夏至でもそんな写真記事がネットで見られます。
さらに三輪山麓には、やはり卑弥呼の墓説のある箸墓古墳があります。

また、日本の創世神話に登場するおのころ島の比定地は、沼島や友ヶ島が有名です。
大御和神社や気延山から見る夏至の朝日は、淡路島の諭鶴羽山と沼島の間、遠く友ヶ島辺りから昇る可能性があります。
なかなか意味深で壮大な情景だと思うのですが・・・

いろいろ材料はあるのですから、工夫次第で夢とロマンあふれるパワースポットとして、多少なりとも資金集めができたのではないか、などと思った次第です。

  ☆

氏子数の減少に加えて、地震や台風の被害、さらにコロナによる参拝者減で、各地の神社の財政はますますひっ迫する事でしょう。
氏神さんの社殿の改修に、旧来の氏子はウン十万円の奉納金をそれぞれ出したという話も聞きます。
しかし、それにもいろいろ無理があることは言うまでもありません。

全国の神社ファン相手に魅力を発信し、クラウドファンディングで修繕金を募集するなど、時代にあった柔軟な発想力と実行力が必要な時代が、すぐ目の前まで来ているような気がします。
ご神木を一度伐採すれば、樹齢何百年という命をいきなり絶たれるのですから。


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コメント

No title

こんにちは。。。
ほんの一部の観光地化した神社を除いたら
ほとんどの神社(お寺も)は境内やお社の維持が大変だと
実際によく聞いています。。。
そのために様々な御朱印を用意したり
有名人とコラボしたイベントを開いたり
食べ物など名物を作って販売したり・・・
とにかく人(お金)を集めるためには
背に腹はかえられない状況だそうです。。。
それが難しい場合は廃する(ほかの神社と合祀)か
切り売りしかないのでしょうね。。。

お邪魔いたしました。。。

Re: No title

ViVid Mr.K 様

やはり、メジャーな神社仏閣以外は、経営が苦しいところが多いのですね。神社も格差社会かな?

有名人とコラボしたイベントを開いたり
食べ物など名物を作って販売したり・・・

なるほど、すでに前向きなチャレンジもいろいろされているのかあ(^^♪
参考になりました。

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sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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