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記事一覧

昭和レトロ・藤本浩一さんと『磐座紀行』を偲ぶ(いったん最終回です)

「全国の磐座の数は四百座を越え、五百座に達するかもしれない」と40年前に予測されたのは、『磐座紀行』(向陽書房)著者の藤本浩一さんでした。その藤本浩一さんが亡くなってから、昨年で40年。そして今年が生誕120年という節目の年でした。司馬遼太郎さんの「生誕100周年」に比べると、ほとんど関心を持つ人もないのですが、この本を読んで「磐座」という言葉を初めて知り、「こんな世界があるんだぁ!」と日本の信仰文化に興味...

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神社神道は日本独自の信仰文化ではない?(司馬遼太郎生誕100年)

今年8月の産経新聞に、『司馬遼太郎生誕100年  7日に生誕100年 現場主義に根差す執筆、いまもなお絶大な人気』という記事がありました。(司馬遼太郎記念館)現場主義・・・いいですね。そして『司馬遼太郎生誕100年』の今年もあとわずか。というわけで、神社神道に関する司馬遼太郎の見解を見たいと思います。  ★以前にも書きましたが、『街道をゆく13 壱岐・対馬の道』には、日本の神道についてこう記されています。壱...

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白石神社と真木山神社・失われた白い巨塔を求めて?

真木山神社(まきやまじんじゃ)は、三重県伊賀市槙山に鎮座する式内社です。これは、茅葺の能舞台。文政5年(1822)の建立だとか。拝殿は、近代的なガラス戸の中にありました。さてここへお参りしたのは、どうしても見たいものがあったからです。『式内社調査報告』に「本殿裏に高さ30尺余の巨石があり、神石といわれている」と書かれていたとか。1尺は約30.3cmですから、約10mの巨岩がご神体なわけです。スリムな形状なら、ヨ...

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みんな見過ごすけど、これって『君の名は。』のアレ?

徳島県美馬郡つるぎ町貞光江ノ脇、県道126号線沿いの街なかに、小さな岩山?が道路に張り出しています。なぜか妙に気になって、車を停めて観察すると、石碑に「柴田勝政公墓所」と彫られていました。この武将は柴田勝家の養子で、天正11年(1583年)の賤ヶ岳の戦いで討死したとされます。しかしその柴田勝政、『貞光町史』によれば、賤ケ岳の合戦から落ち延びて柴野忠三郎と名を変えて貞光に暮らし、寛永18年(1641年)3月21日に没...

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仙禅寺、その謎めいた超巨石の意味を考える!

山折哲雄さんは、その著『仏教民俗学』の中で、日本の修験道は、縄文時代の生活のなかにその源流があると私は思う。と明確に書いています。また、以前にも記したように、司馬遼太郎さんは、明治国家が発明した国家神道というのは同じ「神道」の名を冠するとはいえ、民俗的な古神道とは縁がなく、神聖国家論という普遍性のない理念を基礎にしている。と書きました。ひょっとすると、明治維新後の神社文化よりも、仏教的な印象の強い...

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川上神社(小屋平)と北辰信仰と家康の日光東照宮

徳島県美馬市木屋平川上は、東麓から剣山に向かう車がたまに通るくらいで、清々しくもディープな地域です。その地名を冠した川上神社を訪問しました。本堂の背後には、かなり大きい磐座がありました。古いご神体でしょうか?ところが、境内入口の鳥居横にもまた、何とも不思議な磐座があったのです。これは、磐座の上の磐座?今までに、こんな形式の磐座を見た記憶はありません。なぜか、指を立てたハンドサインを連想しました。ハ...

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岩尾神社と飯道神社・何の情報もない不思議な磐座とは?

これは、滋賀県甲賀市信楽町の岩尾神社です。背後の巨大な磐座をご覧ください。間違いなく岩尾神社は、この巨岩をご神体として始まった信仰の場でしょう。ところが、境内に由緒書きはなく、ネットにも情報がありません。  ☆一方、この岩尾神社から東へ、わずか200m離れた地点から撮った写真がこれです。典型的な神体山である、飯道山(はんどうさん、標高664メートル)なのですが、頂上付近に鎮座する飯道神社(いひみちじんじ...

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姫宮神社(眉山天神社)と太陽信仰

これは、JR徳島駅に近い「阿波おどり会館」です。その横に鎮座するのが、徳島眉山天神社(とくしまびざんてんじんじゃ)。「女子に人気の恋愛パワースポット」と言われるだけあって、花やハートモチーフがいっぱいの可愛い境内です。とりわけ注目なのが、境内左側の「姫宮神社(ひめみやじんじゃ)」です。恋結びや縁結びはもちろん、子宝や夫婦円満などに特に御利益があるとされ、有名な芸能人も訪れているそうです。「絶妙にして...

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行者堂(島ヶ原)・笠置山巨石文化圏か?

三重県伊賀市島ヶ原町に、行者堂という岩窟があります。現地に行ってみると、石段の上に見えました。岩窟の中には、役行者と不動明王が祀られています。観光協会の説明には、「役行者像が祀られる自然石のお堂」と書かれていますが、かなり人工的な部分も感じます。この行者堂の下は、小山川が木津川に合流する地点です。複雑でアートな岩は、甌穴でしょうか。 ★さて、小山川の対岸をよく見ると、不思議な建物があります。ワケあ...

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『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』と近江の古代文化

琵琶湖汽船の「島めぐり」観光船に乗り、多景島や竹生島などに上陸したことは、すでに記事にしています。これは、遊覧船の船内です。琵琶湖に関わる観光案内の中で、ガイドさんはこんな話も。大阪や京都の人からバカにされた時、滋賀県民は「琵琶湖の水止めたろか」と言い返します。この船が最後に寄港する、琵琶湖大橋港の米プラザでは、「琵琶湖の水止めたろか」と書いたTシャツも販売していますので、よかったらお買い求めくだ...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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