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記事一覧

多景島・湖底に沈んだ巨石信仰

これは、琵琶湖に浮かぶ神秘の島、多景島です。現在は、島内全域が見塔寺の敷地になっていていますが、かつてこんな巨石がありました。「南無妙法蓮華経」の文字が刻まれた題目岩です。この文字は、見塔寺を開いた日請上人(にっせいしょうにん)が岩の上から吊り下がりながら彫ったもので、三年かかったそうです。また桜田門外の変で、井伊直弼が倒れた際には、文字から血が滲み出たといわれています。しかし、以前にも書きました...

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『野神』という不思議な神様をご存じですか?

野神という、あまり知られていない不思議な神様がおられます(^^♪これは、滋賀県長浜市小一条町の野神様です。この岩が、ご神体の磐座なのでしょうか?  ★ではもう一か所、滋賀県長浜市口分田町の野神様です。天満宮境内にありました。やはり、この磐座が祀られているように見えます。ところが、背後には巨大な切り株。そういえば、先の野神様でも、樹木が接していました。ご神木と磐座がセットで、野神信仰があったのでしょうか...

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宗像大社『沖ノ島』と日本の聖なる島々

陸地に近い小さな島が、聖地として祀られている場所は、国内にたくさんあります。神社の起源は「聖なる島」にあるのでは?・・・そんな気さえしてなりません。たとえば、和歌山県すさみ町の稲積島。神武天皇伝説の残るこの島は、上陸することが禁止されています。しかし鳥居の奥には積み重ねたような磐座があり、祠には××が祀られています。(海上からは見えません。)これを海上の神体山として見るならば、頂上には奥津磐座などの...

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和布刈神社と神功皇后と謎の御神宝

前回記事の和布刈神社です。このホームページには、不思議な由緒が記されています。三韓征伐の際、神功皇后が航海中に海の神様である安曇磯良(あずみいそら)より潮の干満の宝珠を授けられた。この時に得た宝珠が和布刈神社の御神宝「満珠一干珠」である。この満珠と干珠は、月の満ち欠けの影響を受けて潮の満ち引きを操り、「全てのものを導く役目」を果たしてきたと言われている。この「満珠一干珠」は和布刈神社の北の海上一里...

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和布刈神社と瀬織津姫と伊勢神宮

これは、以前記事にした、下関の赤間神宮です。赤間神宮から関門海峡の対岸を眺めると、神社が小さく見えました。どうもこれは和布刈(めかり)神社らしく、事前に調べていたウィキペディアによると、祭神は「瀬織津姫」でした。そう、その存在が封印あるいは抹殺されたと言われる、謎の女神なのです。ミステリアスな謎に包まれた「瀬織津姫」は、本来海の神様であるにもかかわらず、なぜかしばしば巨石信仰を伴います。例えば、六...

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いつかは行くべき、川辺の聖地絶景特集!

この秋、ベタな観光地に行くと、外国人観光客でいっぱいだったりしますよね。静かで自然豊かな、日本の美しい伝統信仰の現場に行くと、心が洗われると思います。ここしばらく、天野川や御坂神社など、川辺の聖地を記事にしました。そこで今回は、あまり知られていない川辺の絶景を特集します。  ★まずは、奈良県曽爾村伊賀見の川下神社(弁天神社)です。青蓮寺川に面した拝殿から、朱の祠が透けて見えます。ご神体が、この岩塊の...

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御坂神社・知られざる川辺の聖地と巨石信仰

兵庫県三木市志染町御坂の御坂神社です。ホームページには、こう記されます。当神社については、播磨風土記にも「志染の里三坂にます神八戸掛須御諸神は、大物主、葦原志男命の国堅めたまひし以後に天より三坂峯(ミサカミネ)に下り給ひき」とあり・・・つまり、あの風土記にも記される、由緒深い古社のようです。境内については、過去に記事にしましたが、今回は境内から少し離れた、摂社の岩守神社へ行きました。ちょうど、県道...

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磐船神社と比婆神社・天野川の上流にある巨石信仰

前回記事では、交野と米原の「天の川伝説」が、双子のように似ているということを話題にしました。今回は、それぞれの天野川の上流には何があるのか、というのがテーマです。さらに、キーワードの「朝妻」が意外な氏族に関わることも。  ★交野の天野川を遡ると、磐船神社に達します。物部氏の祖神である饒速日命が、高天原から降臨の際に乗ってこられたという、「天の磐船」(あめのいわふね)とよばれる高さ約12メートル、長さ...

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朝妻神社と蛭子神社・天の川の七夕伝説

滋賀県米原市の琵琶湖沿岸に、朝妻湊という古い港の遺跡があります。この朝妻湊は、古代から東海・北陸地方の人の行き来や荷物の運搬など、湖上交通の要港として発展してきました。歴史上でも秀吉が京の大仏殿建立の際、尾張や美濃から木材を運搬するのに使われ、、木曽義仲の部隊も朝妻湊を経て戦地に向かうなど、重要な役割を果たしてきました。地図でわかるように、ここはちょうど天野川の河口に当たります。(青色)これが天野...

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岩屋善光堂と物部守屋・隠された岩峰の深い謎

前回記事は、物部守屋と波久奴神社の記事でした。その波久奴神社から、ほぼ真南へ十数キロに位置するのが、滋賀県米原市岩脇の岩屋善光堂(いわやぜんこうどう)です。ほとんど知られていませんが、立派な懸造(かけづくり)のお堂です。お堂は岩峰に接しています。お堂の扉は閉まっていますが、ガラス越しにのぞくと・・・祭壇の背後は、荒々しい岩肌がむき出しになっています。そびえ立つ巨岩に対する信仰が、仏教伝来以前からあ...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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