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記事一覧

虫喰岩という驚きの奇観と盃状穴

これは、和歌山県古座川町にある高池の虫喰岩です。虫に喰われたような無数の穴が岩全体に刻まれています。地質学的にはタフォニとかハニカム構造などと呼ばれているそうですが、この何とも不思議な岩肌は、魔物が東側から食べていった跡という奇妙な伝説がありました。ところが、単に気味悪い岩肌というだけではないことが、下の建物によってわかります。これは観音堂です。穴のあいた小石に糸を通して願掛けをすると、耳の病気が...

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岩窟信仰という神秘

伝統信仰における洞窟・岩窟の重要性は何度か記事にしてきましたが、社殿やお堂、あるいは祠程度のものでも、あきらかに建築物・構造物が存在するところについてのミニ特集です。 ☆広い岩窟の中に、立派な社殿があるといえば、その第一は宮崎県の鵜戸神宮でしょうね。この岩窟は、豊玉姫が主祭神の日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊を産むための、産屋を建てた場所とされます。神の誕生に関わる洞窟ですね。 ☆日本神話にかかわりのある岩...

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「立石」という深い謎

東京都葛飾区立石八丁目の立石様(たていしさま)は、「立石」という地名の由来となった石です。(ウィキペディア)現在はわずか数センチ出ているだけですが、江戸時代には高さが60センチ以上あり、立石様の根を掘ったことで災いが起きたなどの伝説を生んでいるそうです。触ると祟りがあるとも。そのため、1811年(文化8年)には「立石稲荷大明神」として祀り、1815年(文化12年)に鳥居が寄進されているとか。  ☆由来の不明確な...

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ケルト十字から考える、原始神道と仏教と天孫降臨

これはケルト十字です。(ウィキペディア)ケルト系キリスト教(Celtic Christianity) あるいはケルト教会 (Celtic Church) は、ケルト文化を残したままキリスト教化した信仰文化だとされます。一方日本においては、じばしば原始神道・自然神道がその特色を残したまま、仏教化したケースもみられます。例えば、京都府笠置町の笠置寺。ここには、高さ15mの巨石に刻まれていた「弥勒磨崖仏」がありました。しかし、笠置寺の巨岩の下...

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神谷神社の巨石太陽信仰

巨石太陽信仰は、このブログの中心課題の一つですが、恥ずかしながら大変重要なニュースを今になって気づきました。それは、2021/6/22・毎日新聞地方版光のドラマ、神々しく 夏至の時期だけ磐座に朝日 京丹後・神谷神社 /京都京丹後市久美浜町の神谷神社(神谷太刀宮)で、1年のうち夏至の時期だけ、日の出とともに神秘的な光景が繰り広げられる。境内にある高さ5メートル前後の「磐座(いわくら)」と呼ばれる三つの巨岩の列...

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淡路島の不思議な史跡群

おのころ島に関して、本州(淡島神社)から見る景観について記事にしましたが、淡路島本体の不思議な史跡について、すこし見ていただきたいと思います。日本神話では、イザナギ・イザナミ神がおのころ島を拠点に国生みをしますが、最初に淡路島が生まれます。淡路島もまた、日本神話上で特別の島なのです。むろん、こういう意見もあるでしょう。神話とは事実ではなくフィクションであり、天皇家や藤原家に都合がいいいよう、でっち...

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淡島神社と記紀神話の謎

和歌山県の加太に鎮座する、淡島神社。ネットの中には、下の人形の中に、一体だけ怪しい人形があるなどと記すものもありました。(ホンマかいな)このお社の奥深くには、髪の毛が伸びる人形があると、神社ホームページにも明記されています。そういえば、極悪人形が登場する、映画「チャイルド・プレイ」を見たとき、《よし、チャッキーが襲いかかってきたら、玉置神社の鈴と弘法大師の三鈷(もちろんどちらも小さな土産物)で防ご...

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淡嶋神社と髪の毛が伸びる人形と日本神話

淡嶋神社(あわしまじんじゃ)は、和歌山県和歌山市加太に鎮座するお社です。所要のついでに、一昨日参拝してきました。これは、あの紀国屋文左衛門のみかん船に使われていた帆柱。願い事を唱えながら、この柱の穴をくぐり抜けると、願い事が叶うと言われています。このお社は、全国にある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本社とされ、人形供養で知られています。境内は、日本人形のみならず、熊の置物、招き猫、不思議な仮面、た...

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宮島の大鳥居と消えずの霊火と空海の巨石信仰

高さが16mという、この大きな鳥居は、いったいどこの神社のものでしょう?普通の日本人なら、写真であれ一度は見たことのある鳥居ですね。そう、日本三景、広島の厳島神社です。一昨日、BS日テレで、『発見! ニッポンの神業スペシャル! 世界遺産 厳島神社へ 神の島 宮島の謎』という番組がありましたこの鳥居は、令和元年からずっと修理をしていて、昨年12月にやっと完成したそうです。その修理の様子も流れていました。重...

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司馬遼太郎生誕100年・対馬の原始神道

天まで届けと言わんばかりの、巨大な書庫をご覧ください。写真の下にも書かれているように、これは東大阪市の司馬遼太郎記念館に設置された、司馬遼太郎さん個人の蔵書です。(実はこれ、お土産に買ったファイルに印刷された写真をお借りしました。館内は撮影禁止。)それにしても、ものすごい量ですね。司馬遼太郎さんは、古今東西のあらゆる分野の書物を読破したとされます。彼が本を書く時、徹底的に関連書籍を買って読むので、...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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