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記事一覧

盃状穴という謎

京都府福知山市大江町の式内・阿良須神社。由緒書きです。阿良須神社は、町内唯一の式内社である。 (丹後風土記残欠)には、天火明命(海人族の祖神)が 飢えてこの地に来た時、この土地の神に助けられ、この土 神に蟻道彦大食持命という称号を与えたとのべられている。 尚、この地にある神祠が蟻巣と言われ、転訛して阿良須と なったと記されている。≪中略≫ (丹後国式内社取調書)には、阿良須神社は(安産の神) と記され、...

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神島と大神神社と伊弉諾神宮の太陽信仰

三島由紀夫の『潮騒』の舞台となった神島。(ウィキペディアより)伊勢湾に浮かぶこの島は、様々な祭りが伝承されていることから「民俗学の宝庫」とも呼ばれます。特に有名だったのは、太陽信仰に関わる「ゲーター祭」でした。日輪をかたどったグミの輪は、「日の御像(ひのみかた)」あるいは「アワ」と呼ばれる太陽のシンボルです。元旦の夜明け前に、太陽を表す直径2m程度の白い輪(アワ)を島中の男たちが竹で刺し上げ、落とし...

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青玉神社と青倉神社

兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽に鎮座する、青玉神社。「道の駅R427かみ」という商業施設の正面に位置するのですが、境内に一歩足を踏み入れた瞬間、空気が変わると言われます。人によって、畏怖感とも不気味とも、あるいはただならぬ荘厳さを感じる別世界ともいわれる、特別なお社なのだとか。主祭神は、天戸間見命です。そして『鍛冶の神様』の全国的な元宮であるとも。かつては、たたら技術や紙の神・鍛冶の神様として、多くの人...

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妙義山「中之嶽神社」と冬至の太陽信仰

下の写真左側は、縄文時代前期中頃から中期末葉(約5900-4200年前)の大規模集落跡、青森県の三内丸山遺跡のシンボルである巨大やぐらから見た、「冬至の日没」です。上の写真は、『縄文学の世界(小林達雄編集)』からお借りしました。このやぐらの巨大さは、下を見ればわかると思います。ただ、現在は柱が中半端に立っているだけですが、シンプルに柱だけだったのではないかとか、逆に装飾性の高い凝ったものだったのではないか...

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冬至とクリスマスと太陽信仰

12月5日の深夜、日本対クロアチアのサッカー中継の裏番組で、『ドリフのクリスマスプレゼント 82』が放送されていました。1982年かあ、あのころはドリフ大爆笑が人気だったな、メンバーもみんな若くて元気だし・・・・「♬~ド ド ドリフの大爆笑♪」スクールメイツがポンポンで踊るオープニングの後、いかりや長介さんが単独で登場して、今回のテーマであるクリスマスの起源を説明します。どうせキリストの誕生日が起源と言うの...

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洲本城と八王子神社

これは、淡路島の洲本城です。(ウィキペディア 663highland)今回の記事は、この模擬天守閣の下方にひっそりと鎮座し、隠れパワースポットともいわれる八王子神社の話題です。ひと気のない、こんな寂しい参道を進みます。明らかに、巨石信仰ですね。この周囲も巨石累々たる様相です。ご神体と思える巨岩は、隙間があって背後が見えています。積み上げられた巨石群なのでしょうか。地元では、蛇神を祀るとされています。  ☆先日...

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厳島と夫婦岩と「弁慶の投げ石」

これは、出雲大社から日御碕へとつづく道路から見える「つぶて島」です。国譲りの際、天照大神の命を受けた建御名方神と大国主の息子である建御雷神が力比べをし、稲佐の浜から投げ合った岩が積み重なったといわれています。伝説とはいえ、日本神話においてきわめて重要な場面にかかわる岩島のようですね。また、高知市、土佐神社の礫(つぶて)石は、往古、大神の鎮座地を定め給うと投げた石は、この地にとどまり、厚く祀られていま...

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神体山と巨石・伝統信仰というミステリー

前回の記事は、最後に柳田国男の言葉で終わりました。この邦(くに)の固有の信仰が、由緒深い霊山・年経る樹木の下や、奇しき形の巌石の上において成長したということもまた事実である。日本の伝統信仰として、霊山(神体山等)と巌石(磐座等)と樹木(ご神木等)こそが重要なアイテムだというわけです。そもそも神社には、本殿・拝殿・社務所といった建物はありませんでした。仏教建築の影響や、国家の社殿造営令などによって、...

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昭和レトロと樹木信仰

昭和レトロな、銭湯のペンキ絵です。いわゆる「白砂青松」ですね。(ウィキペディアより)ペンキ絵の起源としては、大正元年(1912年)に東京神田猿楽町にあった「キカイ湯」の主人が、画家の川越広四郎に壁画を依頼したのが始まりであるとされています。その後に類似のペンキ絵が広がったのでしょうが、これには基本の構図がありました。空を背景にして遠くに大きな富士山があり、ふもとには低い山並みや松、川などの水辺があると...

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岩壁の聖地・鳳来寺山と白山神社と隼山大師堂

愛知県新城市の鳳来寺山(ほうらいじさん)は、標高695mの山で、国指定名勝・天然記念物にも指定されています。ここは約2000万年前の火山活動で噴出した標高695mの死火山で、流紋岩、松脂岩、凝灰岩などからなる岩肌が、ところどころで露出しています。鏡岩(屏風岩)に代表される、その幻想的な岩肌を露出した美しい山の姿は、古くから山そのものが信仰の対象となり、やがて修験者の聖地、真言・天台の密教の道場として栄えてき...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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