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記事一覧

瀬織津姫と巨石信仰と鈴鹿権現の不思議な関係

日本を代表する祭礼のひとつ、京都の祇園祭。そのなかに、移動する神社?、それとも移動する能舞台?と、何やら不思議に思う山鉾があります。能面をつけたこの方は、いったいどなた・・・?  ☆上の山鉾は「鈴鹿山」です。そして金色の烏帽子を被って面を付け、薙刀を持っているのは、なんと瀬織津姫(鈴鹿権現)なのです。この装束は瀬織津姫(鈴鹿権現)が、平安時代に鈴鹿峠に出没し通行人を襲ったり、ときには京の都にまでや...

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巨石や磐座の謎めいた絵文字について

単なる偶然の一致だよ、と言われそうな話題ですが、気楽にお付き合いいただければ幸いです。これは、滋賀県の琵琶湖東南にそびえる、金勝山(こんぜやま)の天狗岩です。早春や晩秋、夕日に照らされ、朱色あるいは金色に染まる岩面に、なぜかアルファベットの「t」のような文字が黒く浮かび上がる時間帯があります。下の矢印の部分ですが、昼間見ても、特に目立つわけではありません。限られた条件の時のみ、大きく、そしてくっき...

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何鹿神社と岩山神社

京都府京丹波町曽根竿代の何鹿神社(いつしかじんじゃ)です。ここは、京都丹波地方で最古級の式内社とされ、大宝二年(702)には出石鹿磯部神社と称されていました。何鹿神社と呼ばれるようになつたのは正和四年(1315)からです。さらに平成11年5月、不審火により全焼し、再建されたのは平成13年10月。つまり社名も本殿も新しく変わっているわけですね。さらに、かつての例祭には南西500mほどの「御輿岩」へ渡御が行われていたよう...

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倭姫命腰かけ岩と神武天皇腰かけ岩・腰かけ岩とは何者か?

三重県南伊勢町河内の国道260号沿いに、「倭姫命腰かけ岩」の案内板と碑が立っています。ここには、40×50cmほどの岩があり、第11代垂仁天皇の皇女・倭姫命が天照大御神の御鎮座の地を求めてこの地を通られた折、腰をおろして休息されたという伝説の岩です。ではそもそも、腰掛岩とはどんな岩なのでしょう。ブリタニカ国際大百科事典の「腰掛石(こしかけいし)」には、こう書かれています。神や天狗または歴史上著名な武将や高僧が...

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ありふれた景色の中に、意外な神体山と磐座を発見‼

兵庫県加西市河内町は、山あいに開けた、のどかな田園地帯です。山を登れば、鎌倉神社や愛宕神社など、個性ある磐座があるエリアなのですが、ふとこんな風景が目に留まりました。よくよく見れば、こんもりと、形の良い山が浮かび上がります。神体山というには低くて鳥居もなく、、誰も気にしない景色なのでしょうが、何か予感めいた気持ちが沸き上がります。ひょっとして・・・・どうもこだわりの気持ちが捨てきれず、じっと山麓を...

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道祖神から芸能神社まで・聖地の衝撃的な変遷⁉

それぞれの「聖地」の衝撃的な変遷をまとめてみました。まずは、兵庫県神河町の巨大な道祖神です。上の御幣と、下の説明板を見れば、ここが重要な民俗信仰の場であったことがわかります。ところが、十数年後に行ってみたところ、下のように御幣は消えていました。その上あの説明板もなく、「茶木原の大岩」という、単なる巨岩になっていたのです。  ☆京都を走るレトロな嵐電、その車折神社駅。背後の車折神社境内には、芸能神社...

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プーチンは「雨の王」と同じ運命?・金枝篇と日本の信仰

ロシアの右派思想家、プーチン氏を公然批判か「雨の王と同じ運命」これは、11月13日の朝日新聞デジタルの記事ですが、各社とも同様のニュースを配信しています。ロシアのプーチン大統領の「頭脳」ともされる右派思想家、アレクサンドル・ドゥーギン氏が、ウクライナ南部ヘルソン市からのロシア軍撤退をめぐり、プーチン氏批判とも取れる発言をした。ドゥーギン氏は、運転していた車の爆発によって8月に死亡したジャーナリスト、ダ...

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巨大ドルメンの夢

前回は、日経サイエンスのメンヒル(立石)から始まる話題でした。巨石文化のメンヒルといえば、次はドルメンが思い浮かびます。上はシンプルなドルメンですが、現実にはさまざまなタイプがあるようです。「もしこれが古代巨石文化のドルメンだったらスゲーよな⁉」なんて声が聞こえてきそうな巨石をまとめました。  ☆まずは、愛媛県大洲市の粟島神社。愛媛県神社庁のホームページにはこう書かれています。現在の粟島神社は元は、...

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昭和レトロな「巨石・磐座信仰」の歴史(昭和55年~57年)

『日経サイエンス』といえば、米国の科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン (Scientific American) 』の日本版として、自然科学分野の論文を主に掲載する雑誌です。その1980年(昭和55年)の表紙がコレでした。ヨーロッパに見られるメンヒル(立石)文化ですね。日本ではなぜか関心が薄いのですが、巨石文化についてヨーロッパではしっかり研究されています。(ウィキペディアより)この時代には、日本でも岩石の文化に関す...

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鏡作坐天照御魂神社・非アマテラスの太陽神「アマテル」

奈良県磯城郡田原本町に鎮座する、鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ)を紹介します。名前の意味は、「鏡作に鎮座する天照御魂神の社」という意味で、「天照御魂神」を祀った太陽信仰の神社とされます。ここは、伊勢神宮系の天照大神ではない、別系統の太陽神を祀るお社なのです。ここは由緒ある式内大社で、4~5世紀に鏡類を製作鋳造していた鏡作部がこの地一体に居住し、御鏡(天照国照彦火明命)並...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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