飛鳥の不思議な石について
- 2022/01/30
- 06:00

奈良県橿原市東池尻町字御厨子、天香久山の東側山麓に御厨子神社(みずしじんじゃ)が鎮座しています。主祭神は根裂神(ねさくのかみ)、安産霊神(やすむすびのかみ)、品陀和気命(ほんだわけのみこと)で、境内は第22代の清寧天皇・磐余甕栗宮(いわれみかぐりのみや)だったとされます。注目すべきは、境内奥の月輪石(つきのわいし)です。長さ3.7m、高さ1.4m、幅1.9mの巨石で、中央に幅38cmから41cmの裂目があり、模様も不...
伊勢神宮に封印された巨大石室
- 2022/01/28
- 06:00

これは飛鳥の石舞台古墳です。すごい大きさですね。建造方法の絵もありました。大変な作業だったでしょうね。かなりの財力と権力が必要です。被葬者は推古天皇34年(626年)に死んだ蘇我馬子であったとする説が有力です。なるほど、それぐらいの有力者でないと、この規模は無理でしょう。封土が剥がされ、墓が暴かれたのは、蘇我氏に対する懲罰ではなかったかとする説もあります。 ☆では、この巨大な石室はどうでしょう。驚くべき...
イザナギ・イザナミを祀る神社の奇妙な位置関係
- 2022/01/26
- 06:00

イザナギ・イザナミといえば、いうまでもなく日本神話で最初に活躍する神様です。この二神が不在なら、日本列島はもちろん、天照大神やスサノオをはじめとする神々も生まれなかったのですから、日本神話が成り立ちません(>_...
冥婚とムサカリ絵馬と川倉地蔵尊(ほんのり閲覧注意)
- 2022/01/24
- 06:00

一月二日のYahoo!ニュースに、奇妙な記事が配信されています。死体と結婚する中国の奇習「冥婚」とは何なのか 新鮮な遺体は掘り起こされ高値で売買される何でしょう、この猟奇的な記事。中国には、死体と結婚する奇習がいまだに存在している。「冥婚」と呼ばれるその風習は、遺体を掘り起こし結婚させ、合葬する。結婚相手の遺体はお金で買うことができ、年齢、遺体の鮮度、遺体の完全性、容姿、家柄など、さまざまな要素で価格が...
昭和レトロな「太陽の道」・そのディープな本質とは?
- 2022/01/22
- 06:00

これは、あの「太陽の道」沿いにある、あまり知られていない不思議な巨石です。まずは、三重県津市美杉町太郎生の国津神社。本殿背後には、知られざる磐座がありました。本来のご神体なのでしょう。阿波の青石を連想する、神秘的な色です。暗い樹間に瑞々しい青緑色の巨石が鎮座し、何とも不思議な畏怖感が漂っていました。その国津神社に近い、倶留尊山(1037 m)中腹にも、不思議な場所があります。この奥に立つのが、倶留尊仏(く...
おのころ島神話と住吉ライン
- 2022/01/20
- 06:00

淡路島の北端部分は、日本神話上で重要な役割を担う、特別な場所です。絵島(えしま)国生み神話に登場する「おのころ島」伝承地の一つです。古くから景勝地として知られ、多くの和歌にも詠まれています。なんとも不思議な景勝地ですね。顔のようにも見えるのは、私だけ?大和島(やまとじま)昔は神霊の島として恐れられていました。明石の高台に居を構えた柿本人麻呂が、朝夕この島を眺めるのを楽しみにしていたとも言われていま...
住吉大社の東西ラインと謎の「筒男」神
- 2022/01/18
- 06:00

ヤマト王権の成立と深くかかわる、住吉大社の真東に位置するのが、天照大神高座神社(あまてらすおおみかみたかくらじんじゃ)です。住吉大社(左)と天照大神高座神社(右)の位置をご覧ください。完全な東西関係ですね。天照大神高座神社は高安山の麓に鎮座し、主祭神は『天照大神』、『高皇産霊大神』。別に伊勢津彦命、伊勢津姫命を祭神とします。「天照(アマテル)」を冠する神社は他にあるものの、「天照大神」という最高神の...
住吉大社・船井神社・天降石の知られざる関係
- 2022/01/16
- 06:00

京都帝釈天の山中樹林の中に、突如として現れる巨大な天降石。その山麓の田んぼの中に、不思議なマウンドを発見したのが前回でした。これはいったい何なのでしょう?標柱をアップします。つまりここは、舩井神社の元宮だというわけです。ひょっとすると、あの神秘的な天降石は、かつては舩井神社の奥津磐座だったのでしょうか? ☆舩井神社(船井神社)は、京都府南丹市八木町船枝にある式内社です。さっそく行ってみます。ウィキ...
猿田彦神は『天岩船』を捨ててどこへ消えたのか?
- 2022/01/14
- 06:00

『天の岩船』系の石造船は、神様の乗り物として、あちこちの神社に結構祀られています。しかし空を飛ぶどころか、水の上でさえ沈没してしまう「石」という重い素材が、いったいなぜ選ばれたのか?クフ王のピラミッドで発見された「太陽の船」は木製でした。(ウィキペディアより)これは、大阪府交野市の磐船神社です。「そらみつ」は「大和」にかかる枕詞として有名ですが、神武紀によれば、ニギハヤヒが上の天磐船に乗って空から...
藤ヶ崎龍神に『琵琶湖龍蛇ライン』を発見!
- 2022/01/12
- 06:00

おめでたい新年にふさわしい、空飛ぶパワースポット、龍神の話題です。下は、知る人ぞ知る、滋賀県近江八幡市の龍神聖地、藤ヶ崎龍神。龍神を熱心に信仰しておられる方や、スピリチュアルな方からは、「龍を感じる最強パワースポット!」などと称される、かなり重要な場所のようです。背後の水茎の岡は、言霊学の大石凝真素美と大本教の出口王仁三郎が、水面に現れるという神秘の水茎文字を見たという話が語られます。この一帯は、...