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記事一覧

楯築と忌部と廣峯神社

先日、吉備の楯築墳丘墓について書きました。その頂上部にある奇妙な立石。とりわけ、ケルト文化風のご神体が納められていた石の祠が、他に類例のないものと書きました。今回は、ひょっとして、これは何か共通性があるのかと思う例を記事にします。  ☆ひとつ目は、何度も紹介している徳島県美馬市の磐境神明神社と徳島市の八倉比売神社です。忌部の文化なのでしょうか、阿波にはこのような石組みも見られます。ただし、あまりに...

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神さん山の超巨石・実は足元が・・・

ケーブルテレビの『カミタビ 神さん山編』で、宮崎県延岡市北川町の「神さん山」の巨石が紹介されていたことがわかりました。地元の方が、くわしく教えておられたので、新たに得た情報を紹介します。(例によって期間限定で画像をお借りしました)そもそもここは、昭和三十年まで祝子川(ほうりがわ)神社が鎮座していましたが、村の近くに移転して社殿がなくなったようです。そして背後の穴(洞窟)は縄文遺跡の一部でもあります...

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世界遺産・沖ノ島の海底にあった驚くべき光景・・・

昨夜、「世界遺産 宗像・沖ノ島 巨岩とサンゴの海に命があふれる」(NHK)という番組を見て、大変驚いたことがあります。期間限定でその画像をお借りしたいと思います。 ☆いうまでもなく、宗像大社の奥宮である沖ノ島は、常識を超える古代祭祀の島です。社殿の位置は、ジオラマでいうと矢印で示したところです。まさに縄文から続く巨石信仰です。孤島であるために、開発が皆無であったこともあるでしょうね。上は当然ながら、タ...

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名もなき聖地の不思議なお社

和歌山県の串本町、天然の立石ともいうべき岩峰の下に、お社が見えました。近寄ってみると、社名は分かりませんが、鮮やかな紅白の祠が目を引きます。よく見ると、手作り感が親しみを感じさせる造りでした。由緒書きはありません。しかし、横の白い板に、何やら書いてあります。断片的にでも、なんとか読みとれるのが、これです。昭和四三年より百四十三年前文政三年に金刀比羅宮・・・・お祭していましたが昭和初期からすたれてい...

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楯築遺跡の謎めいた神石と古代ケルト文化

弥生時代末期における日本最大規模の古墳である楯築墳丘墓。この上には、大正時代の初めまで楯築神社がありました。ところが信じられないことに、この境内には団地の巨大な給水塔が建つなど、今は神社の雰囲気はありません。信じられない文化財行政です。そして破壊を免れた、ご神域の中心部分に取り残されて存在するのは、国内に例のない巨石文化です。いちばんの問題は、ストーンサークル群の中央にある、この岩組みです。ここに...

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鯉喰神社・吉備文化とケルト文化の類似性

岡山県倉敷市矢部に、鯉喰神社が鎮座しています。本殿まで少しずつ丘になっていて、奥の神域を道路から見ると、かなり高度差を感じます。実は、鯉喰神社は古代の墳丘墓の上に立地しているのです。(ちなみに、ここに葬られているのは卑弥呼ではないかという説もあるとか)かつてこの地域で、温羅(うら)が村人達を苦しめていたそうです。ヤマトから派遣された吉備津彦命は、そんな温羅と戦いますが。中々勝負がつきません。すると...

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無残な巨大観音と、神社仏閣の諸行無常

ニューヨークの「自由の女神」(高さ93メートル)よりも高い、巨大な観音様。兵庫県淡路市の「豊清山 平和観音寺 世界平和大観音像」です。これは、地元出身の不動産業者の男性が1982年に建てた巨大建造物でした。現在はもう、取り壊しが進んでいることでしょう。像内部のエレベーターで展望台のある首のあたりまで昇ることができ、レストランや美術館もあったそうです。ところが建築した男性や相続した家族が亡くなり、2006年か...

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水神宮・畏怖感あふれる地元聖地

大阪府東大阪市善根寺町の「水神宮」は、静かな谷の奥、薄暗い樹間にあります。神秘的というか畏怖感漂うというか、何とも独特な雰囲気です。由緒は不明です。この中で水神宮はどこかというと、大きな岩の上に石標が置かれていました。周囲には、磐座や磐境のような岩々と、それらに置かれた神仏様の名が刻まれた石標等が印象的です。屋根の下に祀られるのは、末吉大明神。水神宮へ初めて来た方は、おどろおどろしい雰囲気を感じる...

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磐境神明神社と「赤イロ目宮鳥御嶽」の奇妙な類似性

以前記事にした、徳島県美馬市・白人神社の奥宮である磐境神明神社の祭祀遺跡です。新旧の説明板をご覧下さい。まったく内容が異なっています。穴吹町教育委員会では「古代祭祀遺跡」だったものが、美馬市教育委員会の新しい説明板では「すくなくとも現在の姿は江戸時代後半以降のもの」と大幅に時代を下げられています。参考にすべき国内の類例がほぼ皆無で、どちらの説明にしろ推測の域をでません。たしかに私も随分いろいろな祭...

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本日の冬至、実は超グローバルな祭儀の日でした‼

本日は冬至ですね。この日は、古代から世界的な広がりを持つ極めて重要な祭祀日でした。日本でも例外ではありません。意識していないだけなのです。例えば、伊勢神宮。姫路市の高岳神社では、社殿背後の特異な磐座に、冬至の朝日が昇ります。大阪府交野市の機物神社より見る冬至の日の出は、巨大な磐座がある交野山から昇ります。藤原京大極殿跡から見る冬至の朝日は、天の香久山の上に昇ります。冬至の夕日が差し込むのは、河南町...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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