fc2ブログ

記事一覧

鵜戸神宮・天神多久頭魂神社・和多都美神社の奇しき岩々

皆様、この岩を見て、どんな感想を持たれますでしょうか?美しいとか、神様の岩とか、そんな風には思われないですよね。なんだか毛虫の妖怪のような感じが、私にはするのですが・・・。実はこの岩、宮崎県日南市にある鵜戸神宮正面の海中にありました。ここはウガヤフキアエズ尊の産殿の址と伝えられる霊地で、日本神話レベルの重要なお社です。お社の正面は、巨大な奇岩怪石があふれています。こんな占い的なコーナーもありますか...

続きを読む

神体山の知られざる不思議

神体山研究という分野は、景山春樹先生が著書を出されてから、ほとんど研究が進んでいないのではないかと勝手に思っています。(初版の表紙です)また在野の研究者である井上香都羅氏は、「古代遺跡と神山紀行」~遺跡の本質・祖霊信仰・神山のルーツを訪ねてのなかで、驚くべき結論を提示されました。日本全国の縄文・旧石器遺跡500ヶ所と中国・韓国の古代遺跡を実地踏査すると、古代遺跡の正面には必ず三角形の神山、つまり形の...

続きを読む

斎場御嶽と木曽御嶽の共通性

胎内潜りや茅の輪くぐりに見られる、「狭い隙間を通り抜ける」という信仰は、かなり古い起源をもつようです。産道を通って新しく生まれ変わる、ある種の疑似体験だとも言われます。そのカテゴリーで最も巨大なものは、琉球王国最高の聖地と呼ばれる斎場御嶽(せーふぁうたき)かもしれません。以下はウィキペディアより。文字通り王国最高の御嶽とされ、国家の最高神職である聞得大君が管理した。聞得大君の就任儀式「御新下り(お...

続きを読む

鬼神の投げた岩・・・この奇妙な伝説に隠された真実は?

京都や奈良の神社には、朱色が見事に映える、いわば日本美の極致がよく見られます。(春日大社)しかしそんな色に慣れた目で、白木の素朴な、そして堂々としたお社を見ると、その新鮮な迫力に圧倒されることがあります。やはりこれもまた、日本美の極致ですね。上は、高知市一宮に鎮座する、『土佐神社』です。  ☆上記どちらの神社にも、古い創建だけあって、石神あるいは磐座信仰が見られます。とりわけ土佐神社には、こんな不...

続きを読む

神秘の十和田湖と十和田神社と「御占い場」

神秘の十和田湖。湖畔の十和田神社は、荘厳で精緻な彫刻の拝殿が見事です。素晴らしい芸術性ですね。この地域の文化水準の高さと経済的余裕を感じます。さて、本殿は不思議な構造です。その土台は、自然石を大小ぎっしり積み上げたような様相なのです。何でしょう、この様式??彫刻の精緻な技術を見れば、石をブロック状に切り出して、きっちりと組み合わせ、堅固な土台を作る事は可能なはず。わざとラフな土台にしているのでしょ...

続きを読む

厳島(安芸の宮島)の巨石文化と失われた夫婦岩

日本有数の有名な観光地なのに、実は日本を代表するレベルの巨石信仰の場・・・・という、なんだかミスマッチ感のある場所が、以前記事にした「宮島」の巨石群です。宮島が神々の島として聖域であったのは、圧倒されるほどの巨石群に起源をもつのではないかと私は考えています。上の写真では、小黒神島が妙に際立っています。  ☆一方、下の夫婦岩は、かつて広島県の西能美島に存在した、ウサギのような岩組みです。崩落前の異様...

続きを読む

鳳来寺山と「八人の巫女」の謎

愛知県新城市の鳳来寺山(ほうらいじさん)は、標高695mの山で、国指定名勝・天然記念物にも指定されています。鏡岩(屏風岩)に代表される、その幻想的な岩肌を露出した美しい山の姿は、修験者の聖地、真言・天台の密教の道場として栄えてきました。下は、鳳来寺本堂と鏡岩です。眼下は山里と深い山並み。東照宮縁起には家康の父君広忠公が、良い世継ぎを得たいと思われ、北の方とともに鳳来寺に参篭して祈願したところ、その効...

続きを読む

番田の立石と宝満宮・日本の巨石文化最大の謎

日本の神社信仰の起源のひとつである、巨石・磐座文化について、供物台のような祭壇があることと、その方向性について書いてきました。では、日本におけるもっとも謎めいた立石のひとつである、これはどうでしょうか?このブログをずっと読んでいただいてる方はご存じの、「番田の立石」です。瀬戸内海沿岸、児島半島の八丈岩山(標高281m)の南腹支峰を立石山と呼び、山上に名前のとおり巨大な立石が屹立しています。鉾立岩、また...

続きを読む

宇夫階神社の不思議な磐座と供物台

(昨日の続きです。)香川県綾歌郡宇多津町に鎮座する、「宇夫階(うぶしな)神社」そして、その本殿裏にあるのが、御膳岩です。本殿裏の巨大な磐座は、本来のご神体である可能性が高いことは言うまでもありません。名前の通り、神にささげる食物を置く役目のようです。つまり、供物台の役割をしているわけですね。となると、このような神社の巨石も、本来供物台であった可能性が高くなります。それにしても、これらの上に供えられ...

続きを読む

神社の原点、巨石・磐座の正面とは?

神社信仰の原点のひとつは、巨石・磐座信仰です。ご神体の神像や鏡と違って、どこが正面なのかわかりにくいのですが、その周囲を見ればわかります。例えば、鳥取県の宮戸弁天。白い丸石が敷かれているところが正面で、祭祀場ですね。さらに、こんなパターンもよくわかります。(高千穂)いかにも祭壇のような石があるうえに、背後が神体山ですから、分かりやすいパターンですね。また、ちょっとした小振りの岩が付属している場合も...

続きを読む

プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

フリーエリア