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記事一覧

熊野三山・厳島・宗像・そして秦の徐福

熊野本宮大斎原の横を流れる水は、新宮市の中心部を通って太平洋に注ぎます。その河口付近には、こんなこんもりとした小山がありました。今回は、この山に関する話題です。  ☆先日の記事で、神倉神社のご神体であるゴトビキ岩と神倉神社を拠点とする神倉聖の聖地・行場であった不思議な浮島(新宮藺沢浮島植物群落)と熊野権現が神倉山に下りた後に勧請された阿須賀神社と蓬莱山が夏至線上に並んでいることを記事にしました。 ☆...

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鈴島(三輪崎)と神武伝説の深い謎

南紀の海岸沿いに、どうも気になってしょうがない地名が二か所あります。串本町の潮岬にある「出雲」と新宮の「三輪崎」です。特に後者周辺には「JR三輪崎駅」「新宮市立三輪崎小学校」などをはじめ、三輪崎という地名を冠した公共施設も多く、この地名が伝統的に用いられてきたことを示しています。本家である奈良の「三輪」は、「三輪王朝」や卑弥呼の墓説のある「箸墓古墳」など、日本古代史のカギを握る重要な地名・地域です...

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志古稲荷神社・知られざる熊野の神秘

熊野三山エリアには、熊野本宮大社の大斎原、熊野速玉大社のゴトビキ岩(神倉神社)、、熊野那智大社の那智の滝など、素晴らしい景観と伝統信仰が混然一体となった聖地がいくつもあります。しかしまた、知られざる自然信仰・原始信仰の場もたくさんあるようです。今回は熊野にひっそりと息づく、知られざるお社を紹介します。 ☆志古稲荷神社(しこいなりじんじゃ)は、和歌山県新宮市熊野川町日足字志古、国道168号線のウォーター...

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弁天島(紀の松島)の白蛇信仰

和歌山県那智勝浦町の観光桟橋から、「紀の松島めぐり」の遊覧船に乗ります。すると、遠くの島に赤い鳥居が見えるので、望遠レンズで撮影。意外に陸地に近そうです。いったいこの島には何が祀られているのでしょう。  ☆港に戻って、鳥居の島を目指します。海のホテル一の滝の裏側に位置していたのが、この島でした。名前は、弁天島。干潮時には陸続きになって、歩いて渡ることができるそうです。この日は大潮の満時に近い時刻な...

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熊野川の絶景と「天龍大神」の畏怖感

京阪神地区から熊野本宮へ向かうには、奈良県の五條市から国道168号線に入り、十津川村を縦断するルートがメインになります。(阪和自動車道の田辺市経由もあり)紀伊半島の深い山中を快適に走っていると、十津川(下流は熊野川)にかかる吊り橋に出会います。谷瀬の吊り橋です。ここを渡りながら、足元に透けて見える谷底を見れば、ぞっとして背筋が冷たくなること間違いなし。暑くてたまらんという方は、ぜひともお渡りくださ...

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高倉神社(熊野川町)・聖剣伝説の高倉下と熊野ブルーの水辺

和歌山県新宮市熊野川町、県道44号線の川沿いに鳥居があります。鳥居の中を覗き込むと、美しい水色が見えます。高所から見下ろしたときに鮮やかな、熊野ブルーです。鳥居から見えるのは水面です。まさか、熊野ブルーの水面がご神体?下に社殿はありません。石段を下りると、岩場で高校生らしき数人が水遊びをしています。川の周囲を見渡しても、岩場はここだけのようです。社殿や祠はありませんから、岸辺の磐座をご神体とする自然...

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熊野本宮『大斎原』と熊野ブルーの聖地

これは、先週写した熊野本宮です。熊野三山信仰の中心地ともいうべきこの熊野本宮は、もともとここに鎮座していたのではありません。明治22年の大洪水によってこの場所に移転してきたもので、本来はこの場所に鎮座していました。ここは「大斎原(おおゆのはら)」。熊野川・音無川・岩田川の合流点にある中洲に、かつての熊野本宮は立地していました。下の写真をご覧ください。熊野川の堤防の右が大斎原で、左が広大な河原です。...

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超人気「ゴトビキ岩」と風に漂う「浮島の森」・熊野三山の語られぬ神秘

8月14日は、和歌山県の新宮市におりました。市内の繁華街をトロトロ走っていると、屋根の間にゴトビキ岩が見え隠れします。原始信仰マニアやイワクラハンター、そしてパワースポットファンにとっては、新宮と言えば何といってもゴトビキ岩なのです(^^♪今まで何度も急な階段を上ってゴトビキ岩まで行っていますが、せっかくだから麓の境内でも撮ろうと近づきました。すると、驚くなかれ鳥居前周辺は車で大混雑。もともと狭い道路...

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『石くど』と『火の雨伝説』の謎

古墳の石室は、何度か記事にしています。今回の記事は、少し趣が異なります。兵庫県丹波篠山市に、「石くど」と呼ばれている遺構がありました。これは6世紀後半に築造された、横穴式石室をもつ古墳で、大きな円墳であったと推定されています。いつしか封土(盛り上げた土)がなくなって、石郭の巨石が露出したもので、かまどの「くど」に似ているところからその名があるそうです。石室は無袖型式で、外側の高さ約3メートル、長さ...

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石上布都魂神社と聖剣伝説

石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)は、岡山県赤磐市石上にある神社です。式内社で備前国一宮。(ただし、吉備津彦神社も備前一宮とされる)現在の祭神は素盞嗚尊(スサノオ)ですが、明治時代までは素盞嗚尊が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を斬ったときの剣である布都御魂(フツミタマ)を祀ると伝えられていました。つまり、聖剣がご神体というわけですね。ところがかつて本殿は山頂にあり、それが中腹に移転した今で...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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