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記事一覧

晴明神社(京都)・安倍晴明と桔梗印(五芒星)の謎

安倍晴明のシンボルといえば、まずはこれでしょう。これは晴明桔梗印と呼ばれ、桔梗(ききょう)の花を図案化したものです。京都市上京区堀川通一条上る晴明町に鎮座する晴明神社で、その桔梗の花が開花したとの情報があり、お花見がてら参拝に行ってきました。一の鳥居には、ガーンと桔梗印。一條戻橋の式神さんに挨拶して、境内へと進みます。これは晴明井。この井戸にも桔梗印があり、取水口が星型の頂点の一つにあって、立春には...

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祝・ラグビーW杯逆転金星・・・まさかの「ラグビー神社」とは何者?

時事ドットコムで「ラグビー神社」祈願実る=東京・丸ビルでも大歓声-ラグビーW杯というニュースが配信されました。敷地内に建立された「丸の内ラグビー神社」では、午前中から多くのファンが必勝を祈願。PV会場には1000人以上が詰め掛け、ビル内には絶え間なく歓声と拍手が響き渡った。それにしても、「丸の内ラグビー神社」という、なんだか怪しげな神社の正体とはいったい何なのでしょう。 ☆歴史と伝統を誇る京都の古...

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ヤマトタケルと神武天皇は同一なのか?

日本神話上の英雄と言えば、ヤマトタケルと神武天皇でしょう。どちらも戦いの長い旅の末、大和王権の基礎を固めます。そしてこの二人はともに、そのまま実在の人物とは考えられてはいません。何人かの武将の業績を一人にまとめるなど、大幅な脚色や追加があったことは間違いないでしょう。  ☆さて、ヤマトタケルは東征の帰路、尾張の宮簀媛と結婚して長く暮らしていましたが、なぜか草薙剣を置いて伊吹山の神を討ちに行き、逆に...

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古代の英雄ヤマトタケル①・源頼朝と建部大社

ヤマトタケルは、第12代景行天皇の皇子で、熊襲征討や東国征討を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄です。『日本書紀』では「日本武尊」、『古事記』では「倭建命」と表記されています。これはヤマトタケルを祀る、近江国一之宮 建部大社(たけべたいしゃ)の参道に立つ説明板です。まずは、ヤマトタケルが女装して熊襲を討つシーンから。この直前、兄の大碓皇子の手足を怪力でもぎ取り、掴み潰してむしろに包んで捨ててしま...

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太郎坊宮・石割神社・エリアーデと大地の子宮

野本寛一先生が、一定期間、空洞状の場に籠ることにより、喪失した生命力・霊力を復活再生させることができるという信仰は、わが国の民俗文化に多くの例を見ることができる。と言われたように、洞窟が民間信仰と関わる事例は極めて多く見られます。洞窟はまた、修行する者にとって風雨や害獣を防ぐ役目もしました。また、行き止まりの洞窟だけでなく、通り抜けるタイプの洞窟も「胎内くぐり」として、やはり新生や再生に関わると信...

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出雲大社の龍蛇さまと大和の龍蛇信仰

先日、奈良県御所市蛇穴の野口神社で、奇妙なモノを見ました。何でしょう、この藁(わら)でできた生き物は。かつて蛇穴村では、毎年5月5日の例祭で、14メートル余りの大蛇を藁(わら)で作っていたそうです。そして村の家々を巡って邪気を払い、最後は神社へ奉納する「蛇綱曳き」の神事が行われていたとか。どうも藁の大蛇は、日本の基層信仰のひとつのようです。  ☆出雲大社では、大国主命の神座が、正面つまり参拝者の方を向かず...

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橿原神宮と神武天皇社・吾平津媛の怨念と悲劇

奈良盆地の南部では、平野部の真ん中に畝傍山がその特色ある山容を見せています。これは、大和高田バイパス上から見た畝傍山です。この東南山麓に、神武天皇と媛蹈鞴五十鈴媛命を祀る橿原神宮が鎮座しています。ところが、本居宣長が「菅笠日記」に記したように、かつて畝傍山の近くには橿原(かしはら)という地名はなく、現在の奈良県御所市柏原(かしはら)に鎮座する神武天皇社こそが、神武天皇の即位地であるという伝承が古くから...

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橿原神宮・神武天皇即位地の知られざる謎とは?

橿原神宮(かしはらじんぐう)は、奈良県橿原市の畝傍山東麓、久米町に所在する神社で、祭神は記紀神話において初代天皇とされる神武天皇と皇后の媛蹈鞴五十鈴媛命です。とにかく広大な敷地です。外拝殿の背後は畝傍山。奥に見えるのは、本殿でしょうか。畝傍山の南東麓、神武天皇の畝傍橿原宮があったとされるこの地に、橿原神宮創建の民間有志の請願に感銘を受けた明治天皇により、1890年(明治23年)4月2日に官幣大社として創建...

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田村神社の坂上田村麻呂と丹内山神社のアテルイ・いったい誰が正義なのか?

滋賀県甲賀市土山町に鎮座する田村神社は、征夷大将軍・坂上田村麻呂公を主祭神とし、嵯峨天皇並と倭姫命(やまとひめのみこと)を祀るお社です。まずは深い森に囲まれた、広大な神域に驚きます。社殿も大きく堂々として、清々しい気が流れていました。社伝によれば、田村大神が夢の中に現れ「悪い年に当たっていても、社殿前に流れる御手洗川の東に向かい、節分の豆を自分の年の数だけ祈念を込めて流せば全ての災厄は流れ去る」と言...

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近江神宮・天智天皇と「ちはやふる」とロレックス

いきなりですが、クイズです。『日本書紀』にアスファルトや石油の話が出てくるのですが、それを元に、石油業界と防水業界の祖神とされる、ちょっと珍しい神社があります。さて、それは何という神社でしょうか?答えは、第38代天智天皇をまつる近江神宮です。天智天皇の古都、近江大津宮(大津京)跡に鎮座しています。石油業界や防水業界などと言うと、一般人には関係なさそうにも思えるのですが、このお社は、時計のロレックスと...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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