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記事一覧

『太陽の道』と石上神社・二つある伊勢の謎

兵庫県淡路市仁井舟木の石上神社にたどり着こうと、ナビにもない畦道同然の細い道を進むうち、とうとう前進も後退も困難な場所に突入。軽トラ一台分の幅はあるのでしょうが、雑草が両側に高く繁って農道にはみ出し、この先道がどうなっているのかさえ分かりません。困り果てている時、カブに乗った、農作業帰りのおじさんに遭遇。石上神社を探して迷っていると言うと・石上神社は、ここからすぐ上に見える林の中にある。・神社とい...

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荒島八幡宮・国道交差点の古代信仰

出雲には、雄大な海岸や奥深い森に鎮座する、由緒深い古社がたくさんあります。しかし、ごく普通の街中にも、意外に古代信仰を感じるお社が結構あるのです。そのうちのひとつが、安来市を走る国道9号線沿い、荒島交差点のすぐ脇にある荒島八幡宮。にぎやかな交差点で信号待ちをしていると、目の前に鳥居がありました。脇道をはさんで広い駐車場もあり、参詣者に大変便利な立地です。街中のお社だから、拝殿と本殿がコンパクトに配...

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何とも不思議な淡路島の原始信仰と海人

洲本市・南あわじ市・淡路市による『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」〜古代国家を支えた海人の営み〜は2016年4月、日本遺産に認定されました。日本最古の歴史書『古事記』の始まりには、壮大な天地創造の神話のなかで最初に誕生した“特別な島”が淡路島であると記されています。その背景には、新たな時代の幕開けを告げる金属器文化をもたらし、後に塩づくりや巧みな航海術で畿内の王権や都の暮らしを支えた“海人”と呼ば...

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伊勢内宮・伊弉諾神宮・海神神社 そして驚異の縄文丸木船

長崎県対馬市峰町木坂にある海神神社の続編です。伊勢神宮(内宮)と伊弉諾神宮(淡路島)が北緯34度 27分 23秒の東西線上に位置し、その遙か西には、対馬の海神神社があることを、伊弉諾神宮境内の地図石板が示していました。伊弉諾神宮という権威ある古社が公表しているのですから、神社本庁公認の神道理論なのかもしれません。しかし、対馬の淋しい地域に鎮座する海神神社を、実際に訪ねた方の割合は、極めて少数だと思います。そこ...

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伊弉諾神宮(淡路島)と海神神社(対馬)・はるか東西に並ぶ意味とは?

『最新調査でわかった 日本の古代史』という本(宝島社TJmook)に、「国生み神話の地・淡路島で相次ぐ弥生時代遺跡の大発見」というページがありました。2015年に7個の銅鐸(松帆銅鐸)が見つかったことや、弥生時代の鉄器工房の五斗長垣内遺跡などから、古代の淡路島の重要性が見直されているようです。さすがに国生み神話の土地柄ですね。これは、南あわじ市の沼島(ぬしま)にそびえる、高さ約30mの上立神岩(かみたてがみいわ)...

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絵島と平清盛と人柱の謎

淡路市の大和島が「神霊の島」として恐れられていたとは全く知らないまま、岩屋漁港の反対側に見える絵島に向かいました。ターミナル港の横で観光客も多く、大和島と違ってにぎやかな印象です。大和島を遠くから見ると、方角によっては普通の島なのですが、この絵島はどこから見ても見たまんまの不思議な容貌でした。橋の向こうは立ち入り禁止です。陸側からいろいろ見て回ります。よく見ると、岩棚にベンチがありますから、やはり...

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絵島、大和島、おのころ島神話・意外にも神霊のこもる奇怪な小島でした!

かつて日本の国土がまだなかった頃、イザナギ・イザナミの二神が天の沼矛(ぬぼこ)を海原に下ろし、「こをろこをろ」とかき回し矛を持ち上げると、滴り落ちた潮が積もり重なって淤能碁呂島(おのころじま)ができました。これが、「国産み」とよばれる日本の国土創世神話です。では、この「おのごろじま」とは、現実の国土でどの島に当たるのか?淡路島周辺であることは確実なのですが、いろいろな説があり、友ヶ島・沼島・絵島な...

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岩屋神社(山科)・観光客の知らない京都へ! その②

岩屋神社は、京都市山科区大宅中小路町、京都橘大学の北に位置するお社です。山麓の住宅街に石段がありますが、ここは高台の坂道沿いで、周辺の住宅街がない時代は、それなりに山科の町が展望できたと思います。岩屋神社のホームページには、こう書かれています。本社は天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)、栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)の夫婦二柱と、その皇子・饒速日命(にぎはやひのみこと)の親子三柱を祭神...

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死者の国へ通じる縄文洞窟とは?

一昨日の記事で、瀬川拓郎氏の『縄文の思想』(講談社文庫)について紹介しました。この本では、アイヌや南島の人々の信仰や『出雲国風土記』などから、洞窟を他界の入口とみなし、洞窟に埋葬することは、縄文時代から行われていたと結論されています。さまざまな研究者の研究論文を紹介しながらの結論で、極めて説得力があります。この本の146ページには、「他界の入口としての洞窟」という見出しで、斉場御嶽と猪目洞窟の白黒写真...

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岩神社(大宇陀)・知られざる奈良の古社と神秘の磐座

岩神社は、その名の通り磐座を祀る古社です。立地エリアからも、かなり古い原始信仰のお社であることが予想されます。というわけで、わずかな地図情報をたよりに、奈良県宇陀市大宇陀栗野に鎮座する岩神社を探したのですが、なかなかそれらしきお社は見つかりません。たまたま犬の散歩をしていた女性にも聞きましたが、この辺りにはないということでした。あきらめて帰る途中、お社を見つけてなんとか近寄ってみると、それは「九頭...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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