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記事一覧

天神多久頭魂神社と司馬遼太郎と異様な巨石

司馬遼太郎は、『街道をゆく  壱岐・対馬の道』のなかで「大和の三輪山は山のみを神聖視したが、近代に入り、国家神道の影響によって殿舎をつくってしまった」と残念がり、しかしこの天神多久頭魂神社については「対馬の佐護の海風のなかにある多久頭魂神社は、『延喜式』以来、国家に登録された神社でありながら、古代の様式のままである。 鳥居までが余分かと思われるほどで、山麓の一郭を清めて神聖空間をにおわせているだけ...

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神社の起源 天神多久頭魂神社の謎に迫る!!

パワースポットとして有名な奈良の大神神社には、拝殿はあっても本殿がありません。背後の三輪山そのものが本殿=ご神体なのです。参拝者は、拝殿から神体山を直接拝むことになります。まさに、日本古来からの原始信仰が色濃く残るお社が大神神社なのです。ところが、対馬市上県町佐護に鎮座する天神多久頭魂神社(てんじんたくづだまじんじゃ)は、由緒ある式内社にもかかわらず、拝殿すらありません。実は創祀年代も不詳で、神社...

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対馬の美しき山河と日韓領土&文化問題の深刻さ

対馬市厳原町豆酘の山中にある鮎もどし自然公園は、国定公園の中でも特別保護区に指定されている、美しき絶景の地です。花崗岩の一枚岩を流れる、瀬川の清流をご覧ください。吊り橋の上から撮りました。反対側、上流の景観もまた独特の美しさです。この吊り橋を渡った所で、妻が何と野生の鹿に遭遇。大きく堂々とした雄鹿で、もののけ姫にでも出てきそうな、不思議な威厳と美しさが写真からも伝わってきます。もはや神様に近いオー...

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最恐オソロシドコロ八丁角・石積みピラミッドの神秘とタブー

八丁角(郭)は、「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられてから、本土の人々にも知られるようになったことを一昨日の記事にしましたが、その続きです。対馬で1300年間禁足地だった「オソロシドコロ」は、直線距離で対馬空港から20㎞ほど南西の山の中にあります。もちろん曲がりくねった地方道を走るわけですが、小型の車であれば、歩いて10分ほどの場所まで行けます。谷川に行く手を阻まれる場所に、数台の駐車スペースが...

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美女塚(豆酘)・初代ミス日本と対馬美人の謎

対馬から昨日帰ってきました。実際に現地へ行って肌で感じたこと。それは、対馬の神道祭祀に関する、底知れない謎です。司馬遼太郎さんは、『街道をゆく13 壱岐・対馬の道』のなかで、こう書いています。壱岐・対馬は古神道の源流ともいうべき古寂びた華やぎをもっている。しかし明治国家が発明した国家神道というのは同じ「神道」の名を冠するとはいえ、民俗的な古神道とは縁がなく、神聖国家論という普遍性のない理念を基礎にし...

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対馬の「オソロシドコロ」・畏怖すべきタブーの地とは?

2010年4月1日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ)で、対馬の「オソロシドコロ」が取り上げられたそうです。ヤフー急上昇キーワードランキングで1位になるなど、大変話題になったようですが、「オソロシドコロ」とはいったい何なのでしょう?実はそれ、、1300年もの間、何人も足を踏み入れてはならない神聖な場所だったのです。沖縄の聖地を昨日は紹介しましたが、まったく雰囲気の違う、まさに恐ろしいタブーの地が...

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池間島・年に一度しか参拝が許されない神社の神秘

宮古島の北西に位置する周囲10kmほどの小さな池間島。 そこに、年に一度しか参拝が許されない神社がありました。ご神体とか秘仏が、たまにしか公開されないというのはよくあります。しかし参拝自体が年一回のお祭りの日だけというのは、聞いたことがありませんでした。それは、池間島大主神社(ウハルズウタキ)です。元々はウタキだったのでしょう。神社化された後も、古い祭祀様式を守っておられるようです。(沖縄県立宮古工業高等...

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大和三山の謎と「日本のピラミッド」 (昭和の時代➃)

(続きです)サンデー毎日緊急増刊号の表紙を開いた一ページ目は、耳成山の航空写真でした。万葉集に「香具山は 畝火(うねび)ををしと 耳成(みみなし)と 相あらそひき 神代より かくにあるらし 古昔も 然にあれこそ うつせみも 嬬(つま)をあらそふらしき」(中大兄皇子、巻1-13)と歌われている大和三山の中でも、耳成山は最も円錐形の整った山容です。(ウィキペディアより)緊急増刊号の記事には、京都芸術短大の渡辺...

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「日本のピラミッド」と耳成山の謎 (昭和の時代③)

サンデー毎日「日本のピラミッドキャンペーン」とはいったい何だったのかの続きです。この緊急増刊号には、読者からの意見や情報がたくさん掲載されていました。「日本のピラミッド」の存在自体には懐疑的でも、磐座や神体山などの研究資料としては大変重宝された方も多かったと思います。全国各地から、さまざまな情報が編集部に集まり、その情報は記事ページの下部に小さく掲載されていたのです。例えば、岡山県の吉備中山近くの...

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虚空蔵信仰と妙見信仰と岩石信仰の不思議な関係を考える

虚空蔵菩薩と巨石信仰に関連があるのではないかという論を何度か述べました。ところがもう一つ、巨石信仰と関係が深いのではと思われる菩薩信仰があります。それは、北極星と北斗七星を神格化した妙見菩薩です。では、妙見信仰と巨石の関係を示す画像を振り返ってみます。まずは、大阪府交野市に鎮座する星田妙見宮。次は、岐阜県指定史跡「岩屋岩蔭遺跡」のある金山巨石群の妙見神社です。これは、香川県三豊市の妙見宮。ここには...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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