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記事一覧

一刀石と柳生石舟斎と失われた巨石文化

二日間にわたって、柳生の山間にある天石立神社の事を書きました。この境内は、柳生宗厳(柳生石舟斎)が剣術の修行をした地であると伝えられています。それに関わる伝説が、天石立神社の奥にある一刀石です。一刀石と天狗の伝説ある夜、宗巌が天石立神社の境内で稽古をしていると、天狗が現れました。宗巌と天狗は激しく戦い、とうとう一刀のもと、天狗をまっぷたつに切り裂きます。ところが切ったはずの天狗は消え、見事に割れた...

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岩戸谷に秘められた3123柱の神々とは?・気分はもはやインディ・ジョーンズ!!

昨日は、日本の原始信仰を体現する天岩立神社を紹介しました。山側から見たところも。これらは天の岩戸神話において、その扉石が虚空を飛来し、ここに落ちたものと伝えられています。さらに、国家の重大事には岩が鳴動したといわれます。  ☆で、本日の記事は、天岩立神社から下に広がる、畏怖と神秘の岩戸谷です。拝殿から見ていちばん奥の「後立磐」の背後は、その根元から岩戸谷が始まっています。この石板は、平野部から登っ...

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天石立神社・原始神道の謎を探検する!!

このブログでは、原始神道期・自然神道期から続く巨石信仰をたくさん記事にしています。もしその中で、原始神道期の信仰と雰囲気がもっとも味わえるお社を一つ選ぶとすれば?と聞かれたら、私は迷わず天石立神社を選びます。ここは、ウィキペディアでもこう書かれているのです。本殿もなく巨岩そのものを神体として崇める太古からの祭祀の形態を遺す古社で、創祀の年代など詳らかにすべくもないこの記述には、思わず笑ってしまいま...

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ガンに効く 猿丸神社(宇治田原)・神社にご利益は本当にあるのか?

猿丸神社(さるまるじんじゃ)は、京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺粽谷にある神社です。ここは、瘤取り(がん封じ)の効験あらたかと喧伝されて、近畿一円から参詣者が訪れるというお社なのです。猿丸大夫とは?(ウィキペディアより)「奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」の歌で有名な 猿丸大夫(さるまるだゆう・さるまるのたいふ)は古来、歌道の神として崇められてきました。平安時代の末期、山城国綴喜郡曾束...

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矢田穴観音・隠れキリシタンか不受不施派か!

岡山県和気郡和気町矢田に、矢田穴観音(北向き観音)と呼ばれる岩窟があります。岩窟に神仏を祀るところは全国各地にあるため、古代から続く岩窟信仰の仏教版だと思って参拝したのです。麓を走る国道374号線には、きちんと駐車スペースがあり、矢田バス停があるためか、古いながらもトイレまでありました。いつもは、ややこしくて駐車場所もない細い道です。今回はラッキーと思って、5~10分程度という参道を登ります。いよいよこ...

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NINJA(忍者)の起源と修験道と巨石信仰

昨年の7月から、「NINJA-RUN」(忍者ラン)という忍者アクティビティが始まりました。場所は京都・伏見稲荷地域。忍者に変身して、街中での謎解きや脱出ゲーム、さらにチーム内での騙し合い心理戦で、普通の観光では得られない体験ができるのだそうです。しかも多言語対応ですから(日、英、中、西)、外国人観光客がターゲットなのでしょうね。言うまでもなく「NINJA」は日本の重要な観光資源です。中途半端な「IT立国」より、「...

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大題目岩(和気町)・「南無妙法蓮華経」と巨石信仰

岡山県和気郡和気町のシンボル和気富士の岩盤に、「南無妙法蓮華経」という巨大な文字が刻まれています。これが、日本一ともいわれる「大題目岩」です。単に日蓮宗関係遺産としてではなく、当時の人々の考え方を象徴する地域の近代遺産でもあるため、平成二十八年に和気町指定文化財とされました。ふと思ったのですが、この巨大な露岩は元々なんだったのでしょう?  ☆題目岩といえば、滋賀県の琵琶湖にもありました。彦根市の多...

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藤原千方伝説・忍者発祥地の平安ロマン

三重県伊賀市高尾に、「忍者発祥の地」とも称される不思議な場所があります。「千方窟」です。忍者と聞けば、ファミリーで史蹟ハイキングに行く場所にも思えますが、実は全くそんな雰囲気ではありません。柱状節理の巨石群が折り重なる要塞のような景観で、巨石慣れした私でも畏怖感を禁じ得ない、そんな場所なのです。  ☆伊賀市の山中を走る県道39号線。その高尾付近で、保育所横の案内看板に従って山へ入ります。こんな狭い道...

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天照大神高座神社・大関高安.聖徳太子.秦河勝.空海が関わる濃密な聖域とは?

2019.1.23の夕刊フジのニュース「高安、示した大関の意地 貴景勝に“先輩”の実力見せた 」高安と貴景勝に、是非ともこれからの相撲界を牽引して欲しいと、多くの相撲ファンが願っているでしょうね。さて「高安」という名前ですが、力士は十両、幕内昇進など番付を上がるにつれ、新たなしこ名を名乗るのが普通です。なぜ「高安」のままなのか?そして茨城県土浦市出身なのに、そもそも「高安」とはどこの地名なのか?実は、父の栄二...

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岩上神社(塩田)・宍粟市の忘れられた巨石信仰

兵庫県宍粟市山崎町には、岩上神社や巖石神社など、巨大な岩石を祀るお社がいくつもあります。そんな地域で、ひっそりと忘れ去られたようなお社が、塩田にある岩上神社です。宍粟市の中心部から、県道53号線で西北へ向かい、鍛冶屋橋で右折して谷間を遡った所に鎮座。こんなところです。社殿に接して数個の巨岩があること、同じ宍粟市では巨岩がご神体として祀られる神社がいくつもあることなどから、ここも磐座信仰・巨石信仰が...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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