記事一覧

松尾大社-比叡山の聖なるラインを近江でも発見!!

(昨日の続き)京都の「松尾」と近江の「松尾」秦氏が奉斎する京都の松尾大社は、大山咋神を祀っています。古事記には、大山咋神を「日枝山(比叡山)および葛野の松尾に鎮座」と記され、松尾大社周辺からは比叡山に夏至の朝日が昇ります。さらに比叡山と松尾大社を結ぶ線上には、太秦広隆寺や下鴨神社など、重要な地点が並んでいます。同じように滋賀県東近江市の松尾神社から同じ角度の線を引くと、「依智秦氏の里古墳」をかすめて「...

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松尾神社の謎・重森三玲と秦氏と磐座

2018/01/26付 「松尾大社の磐座・京都を代表する古社の神秘」の続編です。松尾大社の本殿裏山に現れた巨大な岩肌が、本来は磐座であったという記事を載せました。元々は、背後の山中にある巨大な磐座を祭祀の中心としていましたが、それは山間の急斜面にあります。人々の参拝、とりわけ天皇や貴族の参拝は無理でしょうね。第二の磐座がある現在地を、里宮として社殿を建てるのは必然的だったと思います。この松尾大社から見ると、...

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諏訪神社と朝日神社・小さくても神道本流

高槻市の諏訪神社と石神大阪府高槻市大字萩谷に鎮座する諏訪神社は、諏訪一族の、近畿における活動拠点のひとつであったと言われています。貞観元年(859)霜月12日に創建され、社殿は應永9年(1402)に再建。「萩谷」という地名が示すように平地は少なく、集落は斜面に広がっています。このお社の境内も広い敷地は取れず、200坪もないそうです。しかし伝統ある古社らしく、本殿、割拝殿、手水舎、社務所等の建物がうまく配置され...

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破磐神社・畏敬の念が幸せを呼ぶ 龍神と優しさのお社

昨日に続き、破磐神社のご神体である「われ石」を紹介します。JR太市駅から南西に約2km。「丸山」という交差点から南西向きに集落に入ると、「破磐神社起源のわれ岩 ここから80m」と書かれた木製の看板が見えます。そこを曲がると地元の墓地があり、その空き地に駐車させてもらい、出発です。竹林の山道を抜けるとすぐに「われ岩」が右手に見えてきました。横の竹林から見ると・・・岩肌のアップ背後から見ると・・・岩の基部を...

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破磐神社・畏怖感溢れる巨大な石神

今日は寒い一日でしたね(@_@;)本日は、ネタを求めて兵庫県の瀬戸内沿岸をうろうろしておりました。今夜は赤穂のホテルで一泊します。窓ガラスの外には、「赤」という大文字?が見えます。これに満月でもかかれば面白い構図でしょうね。で、今日撮った写真を少しアップします。兵庫県姫路市西脇、JR姫新線太市駅の近くに、破磐神社(はばんじんじゃ)という個性的な名前の神社があります。このお社の名前の起源となった、巨大な...

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松尾大社の磐座・京都を代表する古社の神秘

2014年04月16日の京都新聞に、こんな記事が掲載されました。松尾大社の裏山に巨岩 磐座信仰に関連か 京都市西京区の松尾大社が一昨年からの台風被害を受けて本殿裏山の樹木を伐採したところ、巨大な岩肌が現れた。松尾大社は近くの松尾山頂上付近にある巨岩「磐座(いわくら)」が信仰を集め、その神霊をまつる社殿として飛鳥時代に山のふもとに建てられたとされる。専門家は「創建場所として磐座と似た巨岩のそばを選んだのでは...

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山梨岡神社・伝説の巨人 ダイダラボッチと巨石磐座群

このブログでは、ほとんど巨石や磐座を話題にしています。神社の岩に慣れているその私でも、あまりの巨石累々に唖然、呆然。「何だこりゃー!」と、松田優作になって叫んでしまうほどの、衝撃的なお社の紹介です。山梨県山梨市下石森に鎮座する、山梨岡神社。JR中央線山梨市駅の南東1Kmほどの石森山に鎮座。式内社の「山梨岡神社」を主張する旧郷社です。ただし、式内社は残念ながら笛吹市の方の山梨岡神社に比定するのが一般的...

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亀岡の行者山・役の小角と空海が重なるミステリアスな聖地

京都府亀岡市の行者山は、役の小角(役行者)が修行した場所として知られます。標高は400mほどの山ですが、ほとんど急登。そして思いがけない場所に巨大な岩や修行場が現れる、ミステリアスな山です。行者山の山麓には、独鈷抛観音(とこなげかんのん)があります。ここは空海が唐より投げた独鈷が当山の松にかかり、帰国後白鹿に案内されて独鈷を探し当てたことから、寺を独鈷抛山千手寺と呼んだという伝説があるそうです。役...

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素朴な伝統美・近江の至宝 瓦屋禅寺

滋賀県東近江市、建部瓦屋寺町の山中にある瓦屋寺。聖徳太子が四天王寺を建立した際、当地で瓦を焼き、瓦屋寺を建立したという伝承があります。ここには、入母屋造りの茅葺屋根の素晴らしい本堂があるのです。それを拝観しに行きました。さて、最近何度も登場した、太郎坊山の背後には、左右に延びる低い尾根があります。左側へ行けば岩戸山十三仏、右奥へ行けば瓦屋寺という位置関係です。今日は右へ行きます。(画像は秋ですが。)...

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額田王「あかねさす・・・」と蒲生野の巨石信仰

昨日の記事で最後に載せた写真は、岩戸山から見る「蒲生野」の景色です。蒲生野といえば、この歌が有名ですね。天皇の蒲生野に遊猟(みかり)したまへる時、額田王(ぬかだのおほきみ)のよみたまへる歌 あかねさす 紫野ゆき 標野(しめの)ゆき 野守(のもり)は見ずや 君が袖ふる           (額田王 『万葉集 巻1-0020』)紫草の生えた野を、あっちに行ったりこっちに行ったりしながらそんなことをなさって。野の番人に見ら...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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