三内丸山遺跡と縄文信仰の謎
- 2023/02/28
- 06:00

さてこの写真は、何をしているところでしょうか?レトロな建物の中で、300人を前にして、何かの講義が行われています。これは何なのか、その正解です。ここは、青森県の三内丸山遺跡に復元された大型竪穴建物の中で、早稲田大学の菊池徹夫先生が講義をされているところです。縄文時代に300人収容の建物があったというのは、驚愕の事実ですよね。外観です。長さ32メートル、幅10メートル、もはや体育館。いったい縄文人たちは、ここ...
妙義山「中之嶽神社」と冬至の太陽信仰
- 2022/12/24
- 06:00

下の写真左側は、縄文時代前期中頃から中期末葉(約5900-4200年前)の大規模集落跡、青森県の三内丸山遺跡のシンボルである巨大やぐらから見た、「冬至の日没」です。上の写真は、『縄文学の世界(小林達雄編集)』からお借りしました。このやぐらの巨大さは、下を見ればわかると思います。ただ、現在は柱が中半端に立っているだけですが、シンプルに柱だけだったのではないかとか、逆に装飾性の高い凝ったものだったのではないか...
源頼朝と源満仲、そして豊臣秀吉の埋蔵金伝説⁉
- 2022/11/08
- 06:00

下は、兵庫県猪名川町の広根周辺で撮った景色です。いやー、美しき日本の秋ですね。ここから北西方向の山あいに入ってしばらく行くと、こんな洞窟がぽっかりと無気味な口を開けていました。ではクイズです。この洞窟の正体はいったい何でしょうか?実はこれ、兵庫県猪名川町の多田銀山エリアにある、台所間歩(だいどころまぶ)。間歩とは坑道のことです。豊臣秀吉時代に開坑された間歩で、銀・銅が豊富に採掘され、大坂城の台所(...
ドラえもん型縄文土器⁉
- 2022/11/02
- 06:00

本日は肩の凝らない、お気楽な記事です(^_-)-☆。ではまず、下の顔をご覧下さい。小学校低学年くらいの子が、粘土で作ったドラえもんだろうって?いえいえ、れっきとした縄文時代の遺物です。のび太の勉強机の引き出しの中がじゅうたん型タイムマシンなので、ドラえもんが縄文時代にタイムスリップした時、縄文人が神と誤解して作ったものでしょう・・・ん?というわけで、本日は土偶的縄文顔の特集です。 ☆縄文の顔といえば、無気...
鎌足とコロンブスの共通点?
- 2022/01/09
- 06:00

(光明石の続編です)鎌足が地福寺から、阿武山の山腹に光が輝くのを見て大化の改新を決意したという、謎めいた光明石。それを探査した結果、山林の中に発見したのがこの岩でした。この光明石を発見した後、西側の桑原方面へ降りて、路線バスに乗る予定でした。ところが、山道を間違え、高槻市の阿武山団地へ降りてしまいました。数キロの大回りです。家計の状況からタクシーはもったいないので(>_...