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記事一覧

岩尾山・忍者の修行場と原始信仰

滋賀県甲賀市甲南町、標高471mの岩尾山中腹に、天台宗の古刹である息障寺があります。かつて最澄が比叡山延暦寺のため用材をこの山に求めたところ、大蛇が木こりの道を妨げたそうです。そこで最澄が禁竜の法で大蛇を倒し、木を伐りだすことが出来たとの伝承があります。息障寺建立前から、つまり仏教伝来以前から、土着の原始信仰が根付いていたのでしょう。さて、境内から続く石段を登ります。見えてきたのは、落下防止のワイヤ...

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多羅尾岩洞山不動尊・不思議な造形の巨石文化

滋賀県甲賀市信楽町多羅尾には、多羅尾岩洞山不動尊という巨石信仰の場があります。(グーグル地図で検索可)下の大きな表示板から、南側へ小さな橋を渡り、緩やかな狭い道を上るのですが、橋の前後には車を停めるスペースが少しあります。橋を渡って200mほど歩き、狭いT字路を右に入るとすぐに登り口です。(表示は無し)そして荒れ気味の急な山道を15分ほど登ると、巨岩とお堂が見えてきました。巨大な岩々には、何とも言い難い...

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仙禅寺、その謎めいた超巨石の意味を考える!

山折哲雄さんは、その著『仏教民俗学』の中で、日本の修験道は、縄文時代の生活のなかにその源流があると私は思う。と明確に書いています。また、以前にも記したように、司馬遼太郎さんは、明治国家が発明した国家神道というのは同じ「神道」の名を冠するとはいえ、民俗的な古神道とは縁がなく、神聖国家論という普遍性のない理念を基礎にしている。と書きました。ひょっとすると、明治維新後の神社文化よりも、仏教的な印象の強い...

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岩尾神社と飯道神社・何の情報もない不思議な磐座とは?

これは、滋賀県甲賀市信楽町の岩尾神社です。背後の巨大な磐座をご覧ください。間違いなく岩尾神社は、この巨岩をご神体として始まった信仰の場でしょう。ところが、境内に由緒書きはなく、ネットにも情報がありません。  ☆一方、この岩尾神社から東へ、わずか200m離れた地点から撮った写真がこれです。典型的な神体山である、飯道山(はんどうさん、標高664メートル)なのですが、頂上付近に鎮座する飯道神社(いひみちじんじ...

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『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』と近江の古代文化

琵琶湖汽船の「島めぐり」観光船に乗り、多景島や竹生島などに上陸したことは、すでに記事にしています。これは、遊覧船の船内です。琵琶湖に関わる観光案内の中で、ガイドさんはこんな話も。大阪や京都の人からバカにされた時、滋賀県民は「琵琶湖の水止めたろか」と言い返します。この船が最後に寄港する、琵琶湖大橋港の米プラザでは、「琵琶湖の水止めたろか」と書いたTシャツも販売していますので、よかったらお買い求めくだ...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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