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記事一覧

北斗七星という謎めいた神仏・観心寺と空海と巨石信仰

「お前はもう死んでいる」のケンシロウは、伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者でした。いやー、むかしよく流行りましたね。この『北斗の拳』には、「死兆星」という設定があります。死の運命を背負った者には、北斗七星の脇に輝く小さな星「死兆星」が見えるというのです。 この星はアルコルという実在の天体であり、天文学では二重星の例として知られます。視力が悪いと一つの星にしか見えないこともあり、「見えると死ぬ」「見えな...

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瑞巌寺 (松阪市)・奇妙で不思議な別世界を案内します

妙法山瑞巌寺は、三重県松阪市岩内町707番地にある、無人の寺です。空海(弘法大師)の開基と伝えられ、真言宗の寺として始まったのですが、江戸時代の寛政年間(1789年〜1801年)に門超上人によって再興され、浄土宗知恩院派に改宗したそうです。これは本堂でしょう。ありがたい仏像があるのでしょうね・・・ところが、中を覗き込んでも何もありません。いったいどういう事なのでしょうか。よく見ると、本堂の背後に丸い穴が開い...

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観音寺の絶景・玉野市の守護神は屋根を圧する巨石群でした

下の画像をご覧ください。以前、このような写真を一度見てから、どうしても訪ねたいと思っていました。古くからの巨石・磐座信仰がありそうなのに、なぜ神社ではなくてお寺なのか?そしてここには、いったいどんな由緒があるのか?  ☆このお寺は、岡山県玉野市の広昌山 観音寺です。 玉野市の市街がぎりぎりまで迫り、住宅街の狭い道路の先に石段が見えます。石段を上ると、この不思議な景色が現れました。神社の裏にご神体の岩...

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あまりに美しい「舞台造」・布引観音の伝統美とスリリングな眺望

「舞台造」や「懸造(かけづくり)」と聞けば、「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句で有名な京都の清水寺を思い出す方が多いと思います。金閣寺や嵐山と並んで修学旅行の定番ですよね。最近は、渡月橋同様、身動きできないくらいの人出だそうです。しかし「舞台造」や「懸造」の本当の素晴らしさを味わうには、押すな押すなの観光客のいない、静かな環境が必要だと思います。みなそれぞれ素晴らしい場所ですが、私が最も感銘...

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縄文起源のお寺??・安達ヶ原黒塚と龍泉寺と最上稲荷

「みちのくの 安達が原の黒塚に 鬼こもれりと 聞くはまことか」という平兼盛の和歌で知られる、福島県二本松市の観世寺。お堂の背後には、異様な岩組みがあります。かつてこの岩屋には、「安達ヶ原の鬼婆」が小屋掛けして棲んでいました。ここで鬼婆は、宿を借りた妊婦の腹を裂き、胎児から肝を抜いたと伝えられます。この極悪非道な猟奇犯罪の史料が、境内の黒塚宝物資料館に展示されています。安達ヶ原の鬼婆伝説を解説した掛け...

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プロフィール

sazanamijiro

Author:sazanamijiro
古代史マニアですが、特に自然神道期の多様な信仰遺跡に魅せられています。

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